多様化するデータ保護に対応できるARCserve
●データ損失が引き起こすリスクとは
企業にとってデータは重要な資産であり、人為的ミスや不慮の災害などでデータを損失してしまうと、大きなダメージになってしまう。例えば基幹業務のデータベースが損失してしまったら、あなたの会社では業務を継続できるだろうか。もっと身近な例では、過去1ヵ月分のメール送受信データがなくなってしまっても、あなたはいつも通り業務を行えるのかを考えてみてもらいたい。
データ損失は「ビジネス機会損失」や「社会的な信頼性の失墜」などだけでなく、内閣府発表の「事業継続ガイドライン」や、いわゆる「日本版SOX法」といった、法令的な観点からも、もはや許されないものなのだ。
一般的にデータ損失から復旧までの時間を、短くする保護手法であればあるほど、コストは高くなる傾向がある。そこでデータ保護はもはや「データ損失によるリスクの大きさによって、目標復旧時間を使い分ける」といったフェーズに入ろうとしているのだ。
●事業継続性の確保のために
基本的には、ビジネスで取り扱うデータは、どんなものであっても保護しなければならないのは言うまでもない。しかしデータの重要性や質を考慮し、システム停止やデータ損失によるリスクが甚大であると判断される“ミッションクリティカル”な領域では、継続的なデータ保護(レプリケーションやフェイルオーバ、CDP)を組み合わせた高いレベルが要求される。
そこで重要になるのは、どのような要求レベルにも対応できる保護手法が選択できるかどうかだ。下の図を見てもらいたい。日本CAのARCserveシリーズは、企業の要求レベルに応じた製品群で、データ保護の基本であるバックアップから継続的データ保護のためのレプリケーション/フェイルオーバまでをサポートしているのだ。ではディザスタリカバリといった、大規模なデータ保護まで含め、ARCserveシリーズがどのように対応できるのかのポイントを詳しく見ていこう。
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ポイント 1 |
高速バックアップ/リカバリに確実性もプラス 〜ARCserve Backup〜 |
バックアップやリストアが高速でないと、障害が発生してから業務を復旧するまでの時間が、それだけ長期化してしまうのは言うまでもない。業務継続性を考えると、当然のことながらリストアが高速であることは必須条件といえる。
そこで注目したいのがCA ARCserve Backup r11.5(以下ARCserve Backup)だ。ARCserve Backupは、以下のような特長が評価され、日本のバックアップ/リカバリソリューションでは約7割のシェア(※)を誇っている。
※ミック経済研究所「UNIX/Windows対応 ミドルウェアパッケージソフトの市場展望 2006年度版
●「バックアップの高速化」と「リストアの高速化・最適化」
ARCserve Backupには、バックアップ高速化のために複数ジョブのデータストリームを1つのテープドライブに送る「マルチプレキシング」や、ファイル数が多いバックアップに有効な「イメージバックアップ」(Windowsのみのオプション)といった機能を持っている。またリストア高速化には、ディスクの高速性を活用した機能や、リストアジョブの成功率向上を念頭においた「スマートリストア」機能も有している。
●確実性を増す「ディスク to ディスク to テープ」
ARCserve Backupは、ディスクtoディスクに加えテープにも対応しているので、ディスク to ディスク to テープ(D2D2T)のバックアップが可能だ。また「ディスクからテープへどのタイミングでコピーするのか」「一時保存先のディスクにあるデータをいつまで保存しておくか」など、ディスクスペースの効率的な利用を可能にすることで、運用負荷の軽減を可能にする。さらにテープを外部サイト(厳重な保管場所)に置くことで、ディザスタリカバリなども踏まえた長期間のオフサイト保管が可能になる。
ポイント 2 |
ARCserve Backupで「迅速なデータ復旧」が実現できるわけ |
●復旧までの工数が大幅削減 |
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ポイント 3 |
真のリアルタイム・レプリケーションを実現する新技術 |
●真の継続的データ保護を実現するARCserve Replication
マスタ・サーバに変更が生じる都度、レプリカ・サーバにも自動的にその変更が反映される。障害発生時には、GUI からレプリカ・サーバのデータをまるごとマスタ・サーバへリカバリすることで動作状態を即座に復旧。 さらにCAが開発し特許を取得した「リワインド・テクノロジ」により、一般的なスナップショット技術では実現できない真のリアルタイム・レプリケーションを実行し、「アプリケーションのイベント」=「データの変更単位」でさかのぼって、特定時点の状態に戻すことができる。
●フェイルオーバも視野に入れたARCserve High Availability
通常のレプリケーションに加え、レプリカ・サーバはマスタ・サーバのモニタリングを行う。 障害発生時には自動的にレプリカ・サーバへ切り替わるフェイルオーバによって、サービスを継続させ、実質的な停止時間をほとんどなくすことができる。 またARCserve Replication同様、「リワインド・テクノロジ」によって障害発生前の特定の時点まで巻き戻すことができる。
ポイント 4 |
確実な復旧に欠かせない「テスト」のために |
●動的な復旧テストを実現する「アシュワード・リカバリ」機能
ただでさえ“不測の事態”である被災時のディザスタリカバリでは、ケアレスミスが起こりやすい。しかしアプリケーションやシステムの環境はアップデートやシステム拡張が頻繁に起こるので、導入前のテストだけではリカバリの確実性が低いというリスクは、意外と見過ごされがちだ。そこで有効なのがARCserve Replication/High Availabilityの「アシュワード・リカバリ」機能だ。
「アシュワード・リカバリ」機能はレプリケーションを止めずに、復旧テストも実施可能。もし復旧テスト中に本番サーバで障害が生じても、データ損失せずにすむわけだ。
ケース 1 |
被災時にも安全にデータを保護、迅速かつ確実にシステムも復旧 |
【課題】 |
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ケース 2 |
頻繁なデータ更新に対応したデータ保護を実現 |
【課題】
業務時間にはひっきりなしにデータ更新が行われているため、例え30分前のデータを損失してしまっても、業務に大きな支障が出てしまう。業務を継続し続けるために、データ損失をゼロにする必要がある。
【解決!】
ARCserve High Availabilityにより、レプリケーション、および自動/手動フェイルオーバ/フェイルバック機能が利用できるように。「リワインド・テクノロジ」により、「保存」「編集」「削除」など、アプリケーションのイベントごとの時点に復旧できるため、何らかの障害によりデータ損失が発生した場合でも、必要なタイミングにさかのぼったデータ復旧が可能になる。
以上2つのケースからもわかる通り、CAのリカバリ・マネジメントはディザスタリカバリをはじめ、事業継続など多様化するデータ保護・リカバリに関わるさまざまな要求に対応するためのソリューションを持ち合わせている。
製品名(サービス名) | CA ARCserve リカバリ・マネジメント ソリューション |
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サービス提供会社 | 日本CA |
サービスメニュー(提供可能な製品群) | CA ARCserve Backup r11.5 CA ARCserve Replication CA ARCserve High Availability |
動作環境 | - |
オプションサービス | - |
その他特記事項 | 詳細は日本CAまでお問い合わせください。 |
製品・サービスの取扱い企業
日本CA株式会社
部署名:CAジャパン・ダイレクト
住所:東京都新宿区西新宿2-1-1
TEL:0120-702-600
e-mail:JapanDirect@ca.com
URL:http://www.ca.com/jp/
掲載企業
日本CA株式会社
部署名:CAジャパン・ダイレクト
住所:東京都新宿区西新宿2-1-1
TEL:0120-702-600
e-mail:JapanDirect@ca.com
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