AccessからSQL Serverへのアップサイジング支援


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Keyレポ

  • 基本情報
  • AccessからSQL Serverへのアップサイジング支援の特長
  • AccessからSQL Serverへのアップサイジング支援の導入事例
  • AccessからSQL Serverへのアップサイジング支援のスペック

AccessからSQL Serverへのアップサイジング支援

掲載日:2007/06/26

企業規模 中堅企業・中小企業 向け
オススメ
ユーザ
Microsoft Accessのデータベースを使った業務システムで、パフォーマンスの劣化やデータ整合性の問題などにお悩みの方
製品形態 ハードウェア
製品概要 Microsoft SQL Server 2005のスモールスタートに最適なサーバ及び、Microsoft Accessからのアップサイジングを支援する各種プロジェクト
価格情報 58万2015円(税込)〜
サポート
エリア
全国


Accessのレスポンスが気になり出したら…SQL Serverがオススメ!


 Microsoft AccessはPCで手軽に使えるRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)であり、1〜2名でデータを管理するには非常に便利なツール。しかし、データベース利用者やデータ量の増加によって、処理速度の低下やデータの競合・不整合などに不満を感じることはないだろうか。

 Accessは基本的にスタンドアロンのデータベース製品なため、複数ユーザが同時に読み書きを行うような使い方では競合などの問題が発生しやすい。また、ネットワーク上でAccessのファイルを共有していると、ファイルをクリックして開くたびに自分のPCへ全データを転送することになる。これがPCのリソースを圧迫し、データが大きくなればなるほどクエリのパフォーマンスまで劣化してしまう。

 このような場合は、クライアント/サーバ型の本格的なRDBMSであるMicrosoft SQL Serverへの移行=アップサイジングがオススメだ。以下でそのメリットを紹介しよう。






特長


処理速度

データはサーバ側で処理するため、パフォーマンスが劇的に向上!


 複数ユーザでAccessを利用する場合は「ファイル共有」となり、処理内容にかかわらずファイル全体をクライアントPCに転送する。例えば、5000件のデータから1件のみ抽出する場合でも、5000件のデータをすべてクライアントに送信し、クライアント側でデータ抽出処理を行わなければならない。そのため、ネットワークとクライアントに多大な負荷がかかってしまう。  

 「クライアント/サーバ型」の構成で利用するSQL Serverでは、クライアントからの要求に対してSQL Server側でデータ処理を実行。クライアントには結果のみを返すので、ネットワークとクライアントの双方に負荷がかからない。上記の5000件のデータから1件のみ抽出する場合なら、SQL Serverが抽出した1件のデータをクライアントに返すだけなので、圧倒的に処理を高速化できる。





DB一元管理

大容量データベースも分割せずに一括管理


 Accessには1ファイルあたり2GBまでという容量制限があるため、データ量が大きくなるとデータベースファイルを分割しなければならない。その結果、データベースがあちこちに分散し、必要なデータを見つけるのに時間がかかったり、データの整合性を維持するために管理の手間が増えてしまう。

   SQL Serverなら、1DBあたりの最大容量は1,048,516TB。Accessの約5億倍であり、実質的に容量制限なしと言える。そのためファイル分割の必要もないので、データ量を気にせずに1つのデータベースで一元管理することができる





複数利用

同時実行制御機能でデータの競合発生を防止


 Accessでは、複数のユーザが利用する場合、データの競合が発生する危険性がある。ほかのユーザによって変更中のレコードを読み取ったり、不注意でお互いのデータを上書きしてしまうようなことも起こり得る。
 
  複数ユーザでの利用を前提としているSQL Serverでは、他のユーザが編集中のレコードはロックをかけて更新できないようにする同時実行制御機能を備えている。これにより、複数のユーザが同時にデータベースを更新するような場合でも、データの競合を防ぐことができる。





高信頼性

バックアップ機能やアクセス制御機能も充実


 Accessのバックアップはmdbファイルのコピーとなるが、処理中にmdbファイルが壊れた場合には復旧が難しい。データベース使用中のバックアップもできない。セキュリティ上重要なアクセス制御機能についても、Accessは通常のファイルセキュリティを利用するため、データベース単位にアクセス制御できない。そのため、例えばmdbファイルをノートPCやUSBメモリなどにコピーして持ち去られるリスクがある。

   SQL Serverは、使用中のデータベースのオンラインバックアップに対応。バックアップの種類も、フルバックアップ、差分バックアップ、ログバックアップが可能だ。また、トランザクションログが残っていれば、ログをロールフォワードすることで障害直前の状態までデータを復旧することができる。 SQL Serverなら、アクセス制御もサーバへのアクセス、データベース、レコード、オブジェクト単位まで可能となる。





推奨サーバ

SQL Serverに最適なプラットフォームを低価格で提供


 デルでは、エントリークラスサーバながらクアッドコア インテル Xeonプロセッサー3200番台を搭載可能なPowerEdge 840をはじめ、AccessからSQL Serverへのアップサイジングに最適なサーバモデルをラインナップしている。オンラインストアでは、サーバと併せて、SQL Serverの各エディション及びWindows Small Business Server 2003やWindows Server 2003などのサーバOSがニーズに合わせて選択可能。あらかじめSQL Serverがバンドルされた「SQL Server推奨パッケージ」も用意されている。

 本格的なデータベースサーバとなると導入コストも気になるところだが、ともにコストパフォーマンスに優れたSQL Server とPowerEdgeサーバとの組み合わせなら、その点も安心だ。例えば「PowerEdge 840 SQL Server推奨パッケージ」では、下記の構成でも58万2015円(税込・配送料別)〜と、見逃せない価格設定となっている。





移行支援

アップサイジングのスペシャリストが強力にサポート


 SQL Serverにアップサイジングする様々なメリットや、コスト面でも手軽に導入できることがわかった後、データ移行にあたっての技術的な不安が残る場合もあるだろう。実際、AccessではSQL Serverへ容易にデータ移行できる「アップサイジングウィザード」を備えているが、独自に組んだVBA・マクロなどは、そのまま移行できないことが多い。

 そういったユーザ個別の問題にきめ細かく対応してくれる心強い味方が、デルのパートナーでもあるインフォースだ。同社ではAccessからSQL Serverへのアップサイジング案件を多数手がけており、その豊富な実績とノウハウをベースにアップサイジングのコンサルティングサービスを提供。また、デル、マイクロソフトと3社合同で、SQL Serverアップサイジングをテーマとしたセミナーなども精力的に展開している。アップサイジングにあたっての疑問や不安があれば、まずはインフォースに相談してみよう。

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導入事例


事例紹介

高速のデータ処理で、業務効率UP!


<大協技研工業プロフィール>
粘着製品の加工・販売などを手がける大協技研工業
クライアント数は、本社・営業所合わせて40台程度。

■導入経緯 
・製販管理をおこなうシステムがあり、AccessVisualBasicでデータベース管理をおこなっていた。
・データの検索など、業務の増大とともに何の処理をするにしても遅かった。

製販管理システムのデータベースを、Access 2003+SQL Server 2005にアップサイジング。

■導入効果
・データの処理はサーバ側(SQL Server)でおこなうため、処理速度が速くなり業務に集中できるようになった。
・本社と離れた営業所のユーザが同じデータベースを同時に更新することを防げたため、データの整合性を保つことができた。
・フロントエンドにAccessを利用しているため、入力などの操作は違和感なく使用することができた。

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Access & SQL Serverユーザのコミュニティサイトもオープン!


 デル、マイクロソフト、インフォースの3社では、AccessからSQL Serverへアップサイジングするユーザを強力にサポートするためのプロジェクト、「AS4アズフォー)を発足。先にご紹介したセミナーなどの活動のほか、Access & SQL Serverに興味のある方なら誰でも参加できるSNSサイト「AS4-SNS」も立ち上げている。 (右図)

 AS4-SNSには、インフォースのセミナー講師をはじめ、3社の関係者が多数参加。また、実際にAccessからSQL Serverにアップサイジングしたユーザや、移行検討中のユーザなども活発に技術情報などを交換している。もちろん、登録費用等は一切不要。 Accessからのアップサイジングについて、まだデルやインフォースに具体的に相談する段階ではなくても、情報収集の一環として気軽に参加してみてはいかがだろうか。


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スペック

製品名 DELL PowerEdge 840
メーカー デル
寸法 439(高さ)×198(幅)×500(奥行き)mm
質量 19.05kg(最大構成)
電源 標準420W×1基(冗長電源非対応)
筐体タイプ タワー型
プロセッサ クアッドコア インテル(R) Xeon(R) プロセッサー 3200番台
デュアルコア インテル(R) Xeon(R) プロセッサー 3000番台
インテル(R) Pentium(R) D プロセッサー 935 3.20GHz
インテル(R) Celeron(R) D プロセッサー 356 3.33GHz
メモリ容量 ECC DDR2 533/667 SDRAM(デュアルチャネル対応)バッファなしDIMMソケット×4(システム最大8GB)
(注1)
内蔵HDD 3.5インチHDD最大4基搭載可、ホットプラグ対応オプション
その他ドライブ 光学・テープドライブ×2、FDD×1
LANインターフェース オンボードBroadcom(R) ギガビット・イーサネット・コントローラ
(注2)
その他インターフェース -
OS Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2 Standard Edition 日本語版(5CAL付)
Microsoft(R) Windows Small Business Server(TM) 2003 R2 Standard Edition 日本語版(5CAL付)/Premium Edition 日本語版(5CAL付)
(注3)
その他特記事項 <データベース>
Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005 Workgroup Edition(5CAL)
Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005 Workgroup Edition Processor
Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005 Standard Edition(5CAL)
Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005 Standard Edition Processor

(注1)
※同容量、同仕様のモジュールを2枚1組で使用した場合に限りデュアルチャネルの性能を得られます。
※PCIカードのオプションパーツの仕様及びOSの制限などにより、搭載物理メモリのすべてが使用できない場合があります。

(注2)
[オプション]
インテル(R) PRO/1000PT シングル・デュアル・ギガビット・イーサネット・アダプタ
Broadcom(R) BCM5708 (TOE対応)/5721 ギガビット・イーサネット・コントローラ
Broadcom(R) BCM5721 ギガビット・イーサネット・コントローラ

(注3)
Small Business Server 2003 Premium EditionにはSQL Server 2005 Workgroup Editionが含まれています。
製品サイトURL:http://configure.apj.dell.com/dellstore/config.aspx?c=jp&l=ja&s=pad&cs=jppad1?&oc=6260B0046


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デル株式会社
部署名:ビジネスセールス本部 (従業員数400人までの企業のお客様)
TEL:044-556-1412
URL:http://www.sbs2003bydell.jp/database/

備考: 従業員数400人以上の企業の方は、法人営業本部
TEL:044-556-1628にお問い合わせ下さい。


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