ディスク・バックアップ・アプライアンス DXiシリーズ


日本クアンタム ストレージ

Keyレポ

  • 基本情報
  • ディスク・バックアップ・アプライアンス DXiシリーズの特長
  • ディスク・バックアップ・アプライアンス DXiシリーズのケーススタディ
  • ディスク・バックアップ・アプライアンス DXiシリーズのスペック

ディスク・バックアップ・アプライアンス DXiシリーズ

掲載日:2007/05/10

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
バックアップのデータ容量増加で悩んでいるユーザー。
製品形態 ハードウェア
製品概要 独自技術によりバックアップのデータ容量を軽減できるディスク・バックアップ装置。SANまたはVTLとしての使用が可能。
価格情報 お問い合わせ下さい。
サポート
エリア
全国


海外で人気のディスク・バックアップ、国内でも近い将来主流に


日本ではバックアップ装置はテープドライブがまだ主流だが、欧米ではHDDにバックアップするディスク・バックアップの人気が高まっている。
ディスク・バックアップは、バックアップやリストアにおける速度の速さが第1のメリットだ。特にリストアにおける時間短縮効果は大きく、リストア時のシステム停止時間を短くできるため、業務への影響を軽減できるのだ。わかりやすくいえば、従来は「時間単位」だったリストアが、ディスク・バックアップなら「分単位」に短縮されるのである。

ディスク・バックアップは現在の日本では残念ながらまだ広く普及しているとは言いがたいものの、近い将来はバックアップ市場において大きな存在になるものと目されている。



データバックアップ、こんなことで困っていませんか?


しかし、ディスク・バックアップにおける課題として、以下のような点を挙げるユーザーが多い。

容量制限があり、またコスト面の制約からバックアップデータの保持期間が制限される(長期間のバックアップデータを保持できない)
ディザスタ・リカバリの提供が困難
バックアップ・ストレージを直接共有できない場合が多い
複数のベンダが絡むため、インテグレーションやサービスが複雑になる

このような問題の解決策としてクアンタムが新たに投入するのが、ディスクベース・バックアップおよびレプリケーション・アプライアンス「DXi3500/DXi5500」だ。
以下では、その特長を紹介する。



特長


容量軽減

「デデュープ・テクノロジ」でバックアップコストを大きく軽減


従来のバックアップ機器は、保持する容量の増加に従って運用・管理コストも増加していくという問題がある。保存可能な容量によってデータの保持期間が決まってしまい、長期間のデータを保持したければ相応の容量を確保しなければならない。増え続けるバックアップデータの容量は、管理者にとって悩みのタネとなっている。

クアンタムのDXi3500/DXi5500は、「デデュープ・テクノロジ」によってこの問題を解決した。デデュープ・テクノロジとは「非重複化技術」のことであり、バックアップ済みのデータと新たにバックアップするデータとを比較して重複する部分(冗長ブロック)は保存せず、重複しない部分のみを追記していく方式だ。
これにより、バックアップに必要な容量は従来のバックアップ機器と比べてはるかに少なくて済み、初期投資や運用コストを軽減できるとともに、日単位ではなく月単位の長期間のデータ保持が可能となる。





DR

バックアップシステムのオンライン・ディザスタリカバリを実現


バックアップシステムのディザスタリカバリは従来、リカバリすべきデータ容量の大きさから太い回線が必要となってしまうため、オンラインではなくテープベースで行うのが通例だった。

DXi3500/DXi5500では、前述のデデュープ・テクノロジによりバックアップのデータ容量を抑えており、リカバリ時に転送するデータ容量は小さくて済む。だから、通常のIP回線などWANでのオンライン・ディザスタリカバリの提供が可能なのだ。





専任者不要

専任のIT担当者がいなくても設置・運用・管理が可能


DXi3500/DXi5500はほぼすべての主要バックアップソフトウェアに直接対応しており、既存のインフラストラクチャを変更せずに導入できる。またユーザーフレンドリーなGUI管理画面で設定や管理ができるため、専任のIT担当者を置かなくても運用・管理が可能だ。インストールから実際の使用開始まで、わずか数分程度で済んでしまう。

クアンタムではDXi3500/DXi5500以外にも、テープドライブを始めとする様々なバックアップ・アプライアンスやソリューションを提供している。データ・プロテクションに特化したベンダが提供するアプライアンスであり、アプライアンスやソリューションをワンストップで提供できること。それが、クアンタムの大きなアドバンテージといえる。




このページの先頭へ

ケーススタディ


低コスト

データ容量軽減によりレプリケーションが容易に


バックアップデータは静止データであり、動的データとは異なりレプリケーションは本来簡単にできるはずだ。しかし、現実はそうなっていない。
それは、データの容量が大きいため専用線など広帯域の回線が必要であり、コスト的に高くついてしまうのが一因だ。

DXi3500/DXi5500では、デデュープ・テクノロジにより通信するデータ容量を小さく抑えることが可能なので、IP回線など低コストな回線でもレプリケーションが可能。データはブロックごとに分割されるため傍受されても意味をなさないが、さらに暗号化を施しており、セキュリティ面も万全なのだ。
ソフトウェアは従来のクアンタム製品でも用いられてきた「こなれた」製品であり、また一般的なバックアップソフトウェアにも対応しているため扱いやすいのも魅力といえる。





資産活用

既存のテープドライブも有効活用可能


DXi3500/DXi5500NAS(Network Attached Storage)またはVTL(Virtual Tape Library)として利用できる。NASとして利用する場合はネットワーク接続の共有ディスクとして使用できるため、初心者でも扱いやすい。VTLとして利用する場合は、従来使用していたテープライブラリと同等の感覚で使用できる。

では、ディスク・バックアップ・アプライアンスを導入すると既存のテープドライブやテープライブラリは無駄になってしまうのだろうか。実は、ディスクとテープのそれぞれの長所をうまく組み合わせる手法がある。それが「D2D2T」だ。
つまり、日常的なバックアップはディスクからディスクで短時間に実行し、ディスク・バックアップに保管したデータをさらにテープに保存するというもの。テープにバックアップする際に、オンラインのデータにアクセスしないのでシステムには影響しないというわけだ。




このページの先頭へ

容量とパフォーマンスから選べるラインナップ


DXi3500とDXi5500は、パフォーマンスと筐体サイズ、最大容量が異なる。どの程度の高速性を求めているか、またどれくらいの容量が必要かによって、最適なモデルを選択できる。さらに、例えばDXi3500の1.2TBモデルを2.8TBモデルに、DXi5500の5.4TBモデルを10.8TBモデルに拡張することも可能だ。

なお、DXi3500/DXi5500ともデデュープ・テクノロジにより実容量以上のデータを保持でき、バックアップの形態やデータの内容により異なるが、最大で50倍の容量を保持できる。最初は小さめの容量で導入して、後で使用状況に合わせて拡張していくこともできるのも魅力だ。






スペック

製品名 DXiシリーズ
メーカー Quantum
寸法 【DXi3500】 483(幅)×685(奥行)×88(高さ)mm : 2u
【DXi5500】 483(幅)×645(奥行)×222(高さ)mm : 5u
質量 【DXi3500】 22.68kg
【DXi5500】 55.34kg
電源 AC100〜240V 50Hz/60Hz
筐体タイプ ラックマウント(DXi3500: 2u / DXi5500: 5u)
プロセッサ -
キャッシュ容量 -
最大容量 10.8TB (750GB HDD × 24)
RAIDタイプ RAID 5
データ転送速度 最大800GB/時(DXi5500), 最大290GB/時(DXi3500)
LANインターフェース 1000BASE ×2
ストレージインターフェース GbE ×2 , Fibre Channel (2Gb) ×2〜4ポート
OS AIX、Linux、Solaris、HP-UX、HP-Tru64
Windows
その他特記事項 互換性のあるバックアップソフトウェアについては http://www.quantum.com/swcompguide.aspx をご覧ください。
主なバックアップソフトウェア・パッケージ、OSなどと互換可能です。
製品サイトURL:http://www.quantum.co.jp/product_info/disk_based_backup/index.htm


このページの先頭へ

製品・サービスの取扱い企業


日本クアンタム ストレージ株式会社
住所:170-0005 東京都豊島区南大塚2-25-15 South新大塚ビル
TEL:03-5978-0070 (代表)
URL:http://www.quantum.co.jp/


掲載企業


日本クアンタム ストレージ株式会社
住所:170-0005 東京都豊島区南大塚2-25-15 South新大塚ビル
TEL:03-5978-0070 (代表)
URL:http://www.quantum.co.jp/