SAP 成長企業向けソリューション


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Keyレポ

  • 基本情報
  • SAP 成長企業向けソリューションの特長
  • SAP 成長企業向けソリューションのケーススタディ
  • SAP 成長企業向けソリューションのスペック

SAP 成長企業向けソリューション

掲載日:2007/05/28

企業規模 中堅企業・中小企業 向け
オススメ
ユーザ
「見える経営」を実現するために、ERPを短期間・低コストで導入したい中堅企業・中小企業。
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
ソフトウェアライセンス、導入サポート、PCサーバなどをパッケージ化することで、短期間・低コストで導入が可能なうえ、将来の拡張性も踏まえたERPシステム。
価格情報 300万円(税別)〜
サポート
エリア
全国


内部統制への関心が拡大する一方、法令以前の会計課題も


右のグラフは、SAPによる「成長・中堅企業が抱える経営課題」についてのアンケート結果だ。

中小規模の企業でも「取引先要件である」「いずれは対応が必要になるはず」といった理由から内部統制への関心が高まっている。日本版SOX法に直接の影響を受けない中小規模の企業であっても、内部統制構築を睨んだ体制作りは重要である。

しかし内部統制以前に注意すべき課題も山積していることから、目をそらすことができないのも事実だ。

例えばあなたの会社の会計の数字は、本当に「正しい」と言い切れるだろうか。検証/遡及不能な取引の記録方法ではないだろうか。あるいは、取引先の登録と発注の担当者は同じ人…といったケースはないだろうか。

これらの課題解決にはERPが有効だが、「ERPには数千万円の導入コストが必要」とのイメージもあったろう。しかし小規模なら2週間という短期間、300万円からという低コストで導入できるERPがSAPからリリースされた。

「成長・中堅企業が抱える経営課題」 (2007年 SAP調べ)

「成長・中堅企業が抱える経営課題」
(2007年 SAP調べ)



特長


パッケージ化

中小企業なら2週間程度、300万円から導入可能なERP


これまで導入コストの面から、中堅・中小企業では導入が進んでいなかったERPを、短期間・低コストで提供しているのが「SAP 成長企業向けソリューション」だ。

中小企業なら2週間程度、300万円から、中堅企業でも3ヵ月、1980万円からという、まさに「手の届くERP」となっている。

なぜこのようなことが可能になったのか?それは豊富な導入実績をベースに、SAPのパートナーが業種や業態ごとに共通する部分をテンプレート化したことが最大の理由だ。

従来型のERPでは、業種・業態ごとの実情にあわせるため、コンサルティングにかかる時間や、アドオンのための開発費用が大きな割合を占めていた。しかしこの部分をテンプレート化して共通にすることで、低コスト化を実現したわけだ。

短期間で導入できることは、低コスト化につながるだけでなく、内部統制構築を急ぐ場合にも有効であることは言うまでもない。

このERP導入により、以下の効果が期待できる。




効果1

「業務効率アップ」と「経営状況の見える化」


●シームレスなシステムによる「業務効率アップ」
企業におけるシステムを段階導入した結果、最も目に見えやすいムダが、システム間連携がなされていないことによる業務非効率だ。

例えば「会計」「販売」「在庫」といった異なる業務を、異なる部門が担当しているとしても、それぞれの業務で管理している数値データは密接に関わっている。しかし部門ごとに異なるシステムを利用しているケースでは、データの二重入力、入力ミスも発生しがち。また複数部署がデータの作成・入力を終了するまでには時間を要するため、経営に直結するデータでありながら、月次の報告を待たねばならないといったケースも発生する。

ERPにより、業務全体を1つのシステムでカバーできるようにすれば、1つの業務で作成・入力したデータを、他の業務データに流用できるようになり、物理的な業務量が削減できる。

●データが集約されることによる「経営の見える化」
業務取引処理が発生する都度、取引内容を「伝票」として記録し、「伝票」はリアルタイムで「仕訳」に変換される…というように、データ集約が可能になることから、伝票を元にした様々な数値から経営状況が「見える」ようになるというメリットがある。

全社のシステムやデータが1つに集約されることで、実務を行う現場の業務効率も、経営者にとって経営判断に必要な情報集約も、スピーディーになるのがERP最大のメリットである。


効果2

業務指標がモデル化 「迅速で正確な意思決定が可能に」


●意思決定のスピードがアップ
「経営の見える化」とは、単に物流や会計の流れが目に見えるようになることだけを指しているわけではない。

経営レベル、業務レベルでの意思決定には、業務指標を参考にするのが一般的だが、必要とする業務指標がシステムから取り出せない、あるいは多くのマニュアル計算が発生したりするなど、月をまたがなければ、それらの指標を見ることができない…といったケースはないだろうか。SAPのERPならば、業種・業務ごとに重要視される業務指標がモデル化してあるため、目標や優先順位がリアルタイムで可視化されるようになる。

つまり「今必要な情報」を、「必要なとき」に経営層が参照できるというわけだ。そのため「迅速な意思決定」「正確な意思決定」が可能になる。


効果3

会計を中心とした「内部統制構築」


●ERP導入が内部統制構築に直結
内部統制構築においては、会計の数字が正しいことが原則だ。しかし従来のフローで、不正な会計や監査が行うことができない状態であるかを判別するのは困難であったはずだ。

SAPのERPならば、取引の記録を削除することが不可能であり、問題発生時に原因を遡及することができるため、ERP導入が内部統制構築に直結する。また同一人物が「取引先の登録」と「発注」が可能である場合、いわゆる架空発注といったことも可能になってしまうが、こういった「権限の盲点」もあわせてチェックできる点も、内部統制構築のためには有効だ。

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「SAP 成長企業向けソリューション」のラインナップ


「SAP 成長企業向けソリューション」は、次の2つに大別される。

(1)SAP Business One
中小企業に最適なビジネスプロセスの機能をパッケージ化することで、導入コスト/プロジェクト期間の大幅削減を実現。機能拡張/追加も、アドオン(追加開発)活用により、容易に可能であるため、将来性も抜群。シンプルながらもパワフル
な機能を備えたパッケージ化されたソリューション。

(2)SAP All-in-One
真の効率化と企業の成長を支援することに注力した、中堅企業のためのソリューション。必要な機能を完備しつつ、柔軟性と拡張性も併せ持った業種別のテンプレートを豊富に用意している。

これまでの導入実績からのノウハウを活かしたテンプレートを用いることで、短期間・低コストの導入が可能なファースト・ステップ・キットとエントリーパックを用意。導入期間の目安と業務範囲は下記のようになっている。






ケーススタディ


製造業 A社

生産性と顧客対応力向上を短期間で実現


【A社の課題】
年商30億円のA社は業績が向上する一方で、商品数の増加による経営状況把握が難しくなっていた。その結果、競合他社との競争優位性の確保が急務となった。そこで販売・購買・在庫管理といった業務を「見える化」することで、ムダのない一貫した生産と、スピーディーな顧客対応の実現のための手段としてERPの導入を検討したが、導入コストと導入期間がネックになっていた。

【選択のポイント】
「SAP Business One」の業務テンプレートと導入支援により、コンサルティングやアドオン開発による時間が短縮できたことで、約2週間という短期間でERPの導入が完了。導入期間が短かったため、当然、コンサルティングなどにかかるコストも抑制でき、これまで高嶺の花であったERPの導入が、想像以上に短期間・低コストで実現できた。

※具体的に考えていただくための例であり、実際の導入事例ではありません。


流通業 B社

経営状況を可視化することで内部統制に対応


【B社の課題】
年商130億円のB社では、急速に進化するITや法制度の変化への対応が、自社開発したシステムでは間に合わなくなっていた。また会計情報の把握が後手後手になっているといった感が否めない状態であった。さらには株式上場を視野に入れると、内部統制構築が必須となるが、具体的な対応として、どこから手をつければよいか模索し続けていた。

【選択のポイント】
まずは財務会計と管理会計を対象に、パッケージ化された「SAP All-in-One ファースト・ステップ・キット」を選択。会計についてのフローが明確化されたことで内部統制構築への一助となった。今後はさらに販売・購買・在庫管理・生産管理などへもERPを拡張し、全社的な業務の「見える」化を視野に入れている。

※具体的に考えていただくための例であり、実際の導入事例ではありません。

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スペック

製品名(サービス名) SAP 成長企業向けソリューション
サービス提供会社 SAPジャパン
サービスメニュー(提供可能な製品群) ソフトウェアライセンス、PCサーバ、導入支援ツールを含んだ3タイプ
●SAP Business One ファースト・ステップ・キット
●SAP All-in-One ファースト・ステップ・キット
●SAP All-in-One エントリーパック
動作環境 -
オプションサービス -
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.sap-answer.com/solution/


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