音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」


ヤマハ

Keyレポ

  • 基本情報
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」の導入事例
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」の特長
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」のスペック

音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」

掲載日:2008/02/20

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
現状の「音切れ」や「聞き取りにくさ」を解消するとともに、多拠点間の音声会議を場所を選ばずに実現したい企業。
製品形態 ハードウェア
製品概要 IP接続、固定電話や携帯電話回線接続、さらにPC接続など、あらゆる回線に対応する使いやすさを追求した、高音質な音声会議システム。
価格情報 希望小売価格16万8000円(税込)
サポート
エリア
全国


■ミツバ社はなぜ100台ものIP音声会議システムを導入したのか?


社内の新しいコミュニケーションツールとして、急速に普及する各種会議システム。出張費や会議に関わるコストを削減したり、業務生産性の向上に寄与するなど、その導入効果に多くの企業が注目している。

今回紹介するミツバ社は、モーターやワイパーなど自動車・二輪車・応用機器の電装品を開発製造する、いま注目のメーカーだ。ミツバ社では2007年3月に、約100台のIP音声会議システムを導入し、大きな効果を上げている。

ミツバ社は、なぜ100台ものIP音声会議システムを導入したのか。またその特長とは? 同社情報システム室の高橋陽一氏、黒河内友英氏に伺った。  



導入事例


導入の背景

合併による規模拡大で、新たなコミュニケーションツールが必要に


ミツバ社は現在、生産拠点として国内に22工場、海外に24工場を有し、自動車の電装品の製造・販売をグローバルに展開している。

創業以来、群馬県桐生市周辺に拠点が集中していたが、2007年4月に横浜を本拠とする自動車電機工業(株)と合併したことで規模が拡大、国内事業拠点も全国に広がった。このため、出張の経費負担を抑え、迅速なコミュニケーションを実現するツールが必要となったのだ。

同社では以前から、メールや情報共有システム、またビデオ会議などのツールを活用していたが、社内からリアルタイムの会議をより簡単な手順で実現できるシステムへの要望が増大。そこで各種の会議システムを検討した結果、IP接続のLANポートさえあれば、いつでもどこでも電話感覚で使用できるヤマハの音声会議システム「PJP-50R」を導入することになった。

●写真はミツバ社の製品・技術展示ルーム。安全性や快適性を追究した製品が、幅広い分野で活躍している。




選定の理由

品質・価格・サポート力の総合評価で、PJP-50Rを選定


同社では新しい会議システムを導入するにあたり、事前に投資評価会議で複数のメーカー製品の評価を行った。その結果、選定されたのがヤマハのPJP-50Rだ。その理由は、まず他社製品に比べて音声品質が格段に優れていたことだ。エコーや音切れがなく、臨場感あふれる音声会議が可能となることが高く評価された。また接続や設定の煩わしさがなく、操作も簡単で、誰でもすぐに使えることもポイントだった。

さらにヤマハの全国をカバーする高いサポート力や、PJP-50Rのデザイン性の良さなども決め手となった。同社では全国の拠点を100台以上のPJP-50RでIP接続すると同時に、PJP-100HとPJP-100UHを連結して大会議室でも利用している。用途に応じてPJPシリーズをフル活用する同社は、まさに最適な会議システムを実現した好例といえるだろう。




導入の成果

高音質で臨場感あふれる音声で、ストレスのない円滑な会議を実現


同社が導入したPJP-50Rは、桐生本社および横浜本社に計29台、研究開発センターに30台、また全国の拠点・工場にもすべて設置されており、その数は合計100台以上だ。週1回行われる開発会議、開発と営業の定期会議など、拠点間の音声会議はもちろんのこと、社長の訓示や経営方針の説明会など社内通達にも利用されている。

出張の経費と時間のロスは大幅に軽減され、エコーや音切れのないクリアな音声は、臨場感あふれるストレスのない会議を実現している。そのため、遠隔拠点間と多対多の会議が気軽にできるようになり、社内のコミュニケーションも活性化した。まさに大きな導入成果といえる。

●PJP-50Rは、性能、操作性、価格の総合評価でもっとも優れていました。(高橋氏/写真左)
●臨場感あふれる音声は、まるで隣のブースにいる人が話しているようです。(黒河内様/写真右)




今後の展望

電話帳サーバ「RTV01」の活用で、より高度な使い方を検討


すでに100台以上のPJP-50Rを導入している同社では、ヤマハの電話帳サーバ「RTV01」を導入し、今後より高度な活用方法を検討している。まずRTV01を使えば、個々のPJP-50Rに独自番号を付与でき、IP接続時でも電話と同じ操作でPJPが使えるようになる(使用の推進)。またRTV01に各種機材を登録することで、機材を一元管理できるとともに、IPアドレスが変動するDHCP環境でも常に同じ番号で使用ができる(ロケーションフリー)。

さらに、拠点状況、通話状況、通話履歴を一括管理できるので、使用状況が可視化でき、投資対効果を即座に把握できる(使用状況の把握)。こうしたPJPの高度な活用が、同社の業務コミュニケーションをさらに円滑なものにしていくことだろう。

▲ヤマハの電話帳サーバ「RTV01」

▲ヤマハの電話帳サーバ「RTV01」

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特長


ロケフリ

音声会議システムならではの「いつでも」「どこでも」「簡単に」


 企業内の遠隔拠点間を結ぶ代表的な会議システムといえば、「テレビ会議システム」を思い浮かべることだろう。しかし、お互いの顔を見ながら会議ができるメリットがある反面 、専用の会議室が必要、操作を覚えるのが難しい、多地点接続には追加投資が必要、などの課題もかかえている。

これに対し、ヤマハの音声会議システム「PJP-50R」には、テレビ会議システムにはない多くのメリットがある。
  1)回線さえあれば、どこでも会議が始められる。
  2)電話と同じ簡単な操作で、直感的に使える。
  3)固定電話や携帯電話とも通話が可能で、社外からでも会議に参加できる。
  4)IP接続時には、PJP-50Rのみで最大8拠点(カスケード接続時)の同時通話が可能。

つまりPJP-50Rなら、難しい操作も事前の準備もなしに、「好きな時に」「好きな場所で」会議を開催できるのだ。




IP接続

IP接続ならではの「高音質」「多地点接続」「常時接続」


 IP接続とアナログ電話接続の両方に対応できるのも、PJP-50Rの大きな特長だ。特に、IP接続時には7kHzというアナログ電話(3.4kHz)の2倍の広帯域で通信するため、高音質かつ臨場感あふれる通話が可能となる。声だけで「誰が話しているかがわかる」のは、従来の電話会議システムとの決定的な違いだ。

また多地点接続装置(MCU)なしで最大8拠点(カスケード接続)までつなげられることに加え、IP電話会議中に外部からアナログ電話で参加することも可能。オーディオミキサー機能により、PJP-50Rを通して全拠点と会話することができる。

さらに、PJP-50RをIPで常時接続させておくことにより、拠点間で「話しかけたら返事が返ってくる」環境を作ることもできる。PJP-50Rはヤマハの音響技術の粋を集めた高音質で高い集音・再生能力を持っており、遠隔拠点間を「その場にいるように」音声でつなげることができるのだ。




使いやすさ

多彩な接続端子+オーディオミキサー機能で「使いやすい」


 PJP-50Rには、次の3つの接続端子が搭載されている。
 1)IP接続用の「LANポート」
 2)アナログ電話接続用の「LINE端子」
 3)PCとの接続などに使える「オーディオ入出力」(Web会議/ソフトフォン用のマイクスピーカーとしても使用可能)

しかも、オーディオミキサー搭載のため、すべての端子を同時に使用することができる。PJP-50Rが1台あれば、下図のような非常に多彩な会議形態に対応が可能なのだ。





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ヤマハの会議システムラインナップ


ヤマハでは、今回紹介した音声会議システム「PJP-50R」以外にも、用途に応じた音声&テレビ会議のシステムを用意している。

● PCに接続し、遠隔会議のマイクスピーカーとして使用
PJP-100UH
・5人以上で遠隔会議に参加したい。
・より高音質で音声が再生できるマイクスピーカーがほしい。
・会議室に常設したい。
PJP-25UR
・4人までの遠隔会議を手軽に開催したい。
・いつでも使え、どこにでも持ち運びたい。
・いろんなシチュエーションの会議に1台で対応したい。

●PCを使わずに、音声会議のマイクスピーカーとして使用
PJP-100H/PJP-50R
・Web会議システムは、資料共有や映像配信にのみ利用する。
・音声通話は、より音質が良いIP電話会議システムの通信機能を利用したい。





スペック

製品名 PJP-50R
メーカー ヤマハ
寸法 283.4(幅)×297.5(奥行)×51.5(高さ)mm
重量 約1.4kg ( 電源アダプタ含まず )
電源 AC100V 50/60Hz
形状 など 音声会議機器
対応プロトコル SIP準拠、DHCP
LANインターフェース Ethernet(10/100BASE-TX)
通信回線 -
映像符号化方式 -
音声符号化方式 G.711拡張独自方式(fs=16kHz)
G.711(μ-Law)
G.726
映像インターフェース -
音声インターフェース アナログ電話モジュラーコネクタ、アナログ入出力各1系統 ( ミニジャック )
その他特記事項 適応型エコーキャンセラー
ノイズリダクション
多地点音声会議機能(メッシュ接続最大4地点、カスケード接続最大8地点)
ファームウェアリビジョンアップ機能(HTTP、TFTP)
製品サイトURL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/products/50r/index.html


価格情報


希望小売価格16万8000円(税込)


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製品・サービスの取扱い企業


ヤマハ株式会社
部署名:サウンドネットワーク事業部
住所:静岡県浜松市中沢町10-1
TEL:053-460-3445
FAX:053-460-2829
URL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/

備考: 問い合わせ/メールは上記URLから「お問い合わせ」に進む。




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