■ミツバ社はなぜ100台ものIP音声会議システムを導入したのか?
社内の新しいコミュニケーションツールとして、急速に普及する各種会議システム。出張費や会議に関わるコストを削減したり、業務生産性の向上に寄与するなど、その導入効果に多くの企業が注目している。
今回紹介するミツバ社は、モーターやワイパーなど自動車・二輪車・応用機器の電装品を開発製造する、いま注目のメーカーだ。ミツバ社では2007年3月に、約100台のIP音声会議システムを導入し、大きな効果を上げている。
ミツバ社は、なぜ100台ものIP音声会議システムを導入したのか。またその特長とは? 同社情報システム室の高橋陽一氏、黒河内友英氏に伺った。
導入の背景 |
合併による規模拡大で、新たなコミュニケーションツールが必要に |
ミツバ社は現在、生産拠点として国内に22工場、海外に24工場を有し、自動車の電装品の製造・販売をグローバルに展開している。 |
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選定の理由 |
品質・価格・サポート力の総合評価で、PJP-50Rを選定 |
同社では新しい会議システムを導入するにあたり、事前に投資評価会議で複数のメーカー製品の評価を行った。その結果、選定されたのがヤマハのPJP-50Rだ。その理由は、まず他社製品に比べて音声品質が格段に優れていたことだ。エコーや音切れがなく、臨場感あふれる音声会議が可能となることが高く評価された。また接続や設定の煩わしさがなく、操作も簡単で、誰でもすぐに使えることもポイントだった。 |
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導入の成果 |
高音質で臨場感あふれる音声で、ストレスのない円滑な会議を実現 |
同社が導入したPJP-50Rは、桐生本社および横浜本社に計29台、研究開発センターに30台、また全国の拠点・工場にもすべて設置されており、その数は合計100台以上だ。週1回行われる開発会議、開発と営業の定期会議など、拠点間の音声会議はもちろんのこと、社長の訓示や経営方針の説明会など社内通達にも利用されている。 |
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今後の展望 |
電話帳サーバ「RTV01」の活用で、より高度な使い方を検討 |
すでに100台以上のPJP-50Rを導入している同社では、ヤマハの電話帳サーバ「RTV01」を導入し、今後より高度な活用方法を検討している。まずRTV01を使えば、個々のPJP-50Rに独自番号を付与でき、IP接続時でも電話と同じ操作でPJPが使えるようになる(使用の推進)。またRTV01に各種機材を登録することで、機材を一元管理できるとともに、IPアドレスが変動するDHCP環境でも常に同じ番号で使用ができる(ロケーションフリー)。 |
▲ヤマハの電話帳サーバ「RTV01」 |
ロケフリ |
音声会議システムならではの「いつでも」「どこでも」「簡単に」 |
企業内の遠隔拠点間を結ぶ代表的な会議システムといえば、「テレビ会議システム」を思い浮かべることだろう。しかし、お互いの顔を見ながら会議ができるメリットがある反面 、専用の会議室が必要、操作を覚えるのが難しい、多地点接続には追加投資が必要、などの課題もかかえている。 |
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IP接続 |
IP接続ならではの「高音質」「多地点接続」「常時接続」 |
IP接続とアナログ電話接続の両方に対応できるのも、PJP-50Rの大きな特長だ。特に、IP接続時には7kHzというアナログ電話(3.4kHz)の2倍の広帯域で通信するため、高音質かつ臨場感あふれる通話が可能となる。声だけで「誰が話しているかがわかる」のは、従来の電話会議システムとの決定的な違いだ。 |
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使いやすさ |
多彩な接続端子+オーディオミキサー機能で「使いやすい」 |
PJP-50Rには、次の3つの接続端子が搭載されている。
1)IP接続用の「LANポート」
2)アナログ電話接続用の「LINE端子」
3)PCとの接続などに使える「オーディオ入出力」(Web会議/ソフトフォン用のマイクスピーカーとしても使用可能)
しかも、オーディオミキサー搭載のため、すべての端子を同時に使用することができる。PJP-50Rが1台あれば、下図のような非常に多彩な会議形態に対応が可能なのだ。
ヤマハの会議システムラインナップ
ヤマハでは、今回紹介した音声会議システム「PJP-50R」以外にも、用途に応じた音声&テレビ会議のシステムを用意している。 |
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製品名 | PJP-50R |
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メーカー | ヤマハ |
寸法 | 283.4(幅)×297.5(奥行)×51.5(高さ)mm |
重量 | 約1.4kg ( 電源アダプタ含まず ) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
形状 など | 音声会議機器 |
対応プロトコル | SIP準拠、DHCP |
LANインターフェース | Ethernet(10/100BASE-TX) |
通信回線 | - |
映像符号化方式 | - |
音声符号化方式 | G.711拡張独自方式(fs=16kHz) G.711(μ-Law) G.726 |
映像インターフェース | - |
音声インターフェース | アナログ電話モジュラーコネクタ、アナログ入出力各1系統 ( ミニジャック ) |
その他特記事項 | 適応型エコーキャンセラー ノイズリダクション 多地点音声会議機能(メッシュ接続最大4地点、カスケード接続最大8地点) ファームウェアリビジョンアップ機能(HTTP、TFTP) |
製品サイトURL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/products/50r/index.html |
価格情報 希望小売価格16万8000円(税込) 補足説明 |
サポートエリア 全国 補足説明 |
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製品・サービスの取扱い企業
ヤマハ株式会社
部署名:サウンドネットワーク事業部
住所:静岡県浜松市中沢町10-1
TEL:053-460-3445
FAX:053-460-2829
URL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/
備考: | 問い合わせ/メールは上記URLから「お問い合わせ」に進む。 |
住商情報システム株式会社
URL:http://www.scs.co.jp/yamahapjp/
掲載企業
ヤマハ株式会社
部署名:サウンドネットワーク事業部
住所:静岡県浜松市中沢町10-1
TEL:053-460-3445
FAX:053-460-2829
URL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/
備考: | 問い合わせ/メールは上記URLから「お問い合わせ」に進む。 |