音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-100UH」


ヤマハ

Keyレポ

  • 基本情報
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-100UH」の導入事例
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-100UH」の特長
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-100UH」のスペック

音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-100UH」

掲載日:2007/04/13

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
Web会議システムを、TV会議のように多拠点・多人数で利用したいユーザ、会議システムの音質に不満を持っているユーザ。
製品形態 ハードウェア
製品概要 会議システムに最適な、32個のマイク、12個のスピーカー、適応型エコーキャンセラーを搭載した高音質マイクスピーカー。
価格情報 希望小売価格:25万2000円(税込)
サポート
エリア
全国


■Web会議システムでは難しい多人数での会議を実現したPJP-100UH


1804年の創業以来、200年を超える長い歴史と伝統を誇る清水建設。売上規模は約1兆5,000億円(連結)で、世界でもトップクラスのゼネコンだ。
 
同社では2004年の秋に、全国の百数十拠点にNTTアイティ社のWeb会議システム「MeetingPlaza」を導入した。しかしWeb会議システムをテレビ会議のように使うにはマイクやスピーカーなどの音声機材の問題があり、同一拠点から多人数が参加する形態の会議では、出席者にマイクを渡してからでないと発言できないなど、音声部分の改善が必要だった。

こうした課題を解決したのが、同社が2006年8月にWeb会議システムの高性能会議用マイクスピーカーとして導入したヤマハのPJP-100UHだ。その機種選定の理由や、導入の効果について、清水建設の設計本部生産設計部部長・室田文男氏(左)、業務システム改革推進グループグループ長・山田照雄氏(右)にお話を伺った。





導入事例


導入の経緯1

Web会議システムの導入目的は[コスト削減]と[建設作業所支援]


清水建設は営業・設計・施工が一体となったサービスを強みとし、様々な分野のプロフェッショナルがチームを組み、高度なプロジェクトに取り組んでいる。本社・支店・営業所などの拠点が国内外に広く分散しており、同時に非固定拠点である建設作業所が数多く存在している。こうした拠点間の円滑なコミュニケーションを実現するために、Web会議システムが必要になったと室田氏は語る。
 
 「2004年にWeb会議システムを導入した理由は、まず全社的なコスト削減です。出張にともなう経費や時間のロスが大きな課題になっていました。加えて、当社の事業の根幹である建設作業所の支援を効率的に行うことも重要な目的でした。ブロードバンドが普及し、画像伝送技術も成熟した結果、Web会議を有効に使える環境が整った、と判断したのです。」(室田氏)


導入の経緯2

多人数が参加する円滑な会議が難しかった「Web会議システム」


しかしながら、導入したWeb会議システムには大きな課題が残ったと、山田氏はいう。 

 「Web会議システムは、ヘッドセットを使って個人対個人の会議を行うことを前提としています。例えば、本社と現場の技術スタッフ同士が1対1で、現場の写真を見ながら妥当な施工方法を検討するといった用途です。こうしたケースではWeb会議システムはヘッドセット以外の特別な機材がなくても有効に使えます。

しかし当初想定していた営業所長の定例会議など、多人数同士の会議では、マイクミキサーを使いハンドマイクを回しながら会議を行ったのですが、話し手がマイクを意識しなければならず、またハウリングにも悩まされました。設置や設定も煩雑で、円滑な会議にはほど遠い状態だったのです。」(山田氏)


▲現在ではWeb会議システムとPJP-100UHの連携で円滑な会議を実現

▲現在ではWeb会議システムとPJP-100UHの連携で円滑な会議を実現

選定の理由

「円滑な会議」を実現するための要件をクリアしたPJP-100UH


こうした課題を解決し、円滑な多人数・多拠点会議を実現するために、同社はWeb会議システムと連携できる様々なマイクスピーカーを検討した。その要件は、以下のようなものだ。

1)会議を台無しにする「ハウリング」が起こらないこと。
2)音量やマイクの方向性の調整などが必要なく、音声の品質に優れていること。
3)設置や設定が簡単で、誰でも家電感覚で操作できること。
4)会議室の雰囲気にとけ込む機能美をもっていること。


「以上の要件をすべてクリアしたのが、ヤマハのPJP-100UHでした。当社の会議では、複数の人間が同時に話すことが多いため、その活発な議論を会議システムがじゃますることのない高性能なマイクスピーカーが必要でした。PJP-100UHはエコーキャンセラーの能力が優れているため、システムを意識することなく普通の会話が成り立ちます。また誰でも簡単に使えます。非常に助かっています。」(山田氏)

▲誰でもが簡単に使えるPJP-100UHの操作パネル

▲誰でもが簡単に使えるPJP-100UHの操作パネル

導入の効果

清水建設の「モノ作りコミュニケーション」を支えるPJPシリーズ


同社では現在、全国の拠点をADSL、Bフレッツなどの回線で結び、Web会議システムを運用している。PJP-100UHを4台本社会議室に設置し、定例の営業所長会議のほか、週に20〜30回開催されるSS(生産・設計)会議でも積極的に活用している。

「大きなモニタで図面や資料を共有しながら、非常に品質の良い音声で双方向の議論を交わしています。建設業では1つのプロジェクトに多くの専門家が関わっており、その英知を集めたモノ作りのためのコミュニケーションが欠かせません。その意味で、Web会議システムとPJP-100UHの組み合わせが、当社にとっては最適な会議システムだと思います。」(室田氏)

同社では今後、人数の少ない会議でのPJP-50Rの活用を検討している。価格も手頃であり、Web会議に固定電話や携帯電話から参加することができるなど、幅広い活用方法が可能だ。ヤマハのPJPが清水建設のモノ作りコミュニケーションを確実に支えているのだ。

▲人数の少ない会議では、手頃な価格のPJP-50も大活躍している。

▲人数の少ない会議では、手頃な価格のPJP-50も大活躍している。
このページの先頭へ

■コンパクトな会議に最適な音声会議システム「PJP-50R」の特長


1)高音質/16個のアレイマイクと高性能エコーキャンセラーにより、高い収音能力と再生能力で「話しやすさ」「聞きやすさ」を実現している。

2)フレキシブル/適応型エコーキャンセラーにより、利用場所の音響環境を学習してエコーの要因となる音だけをフィルタリングするため、様々な場所で活用可能だ。

3)簡単/SIP(Session Initiation Protocol)によるVoIP機能、G.711,G.726等の音声コーデック対応をはじめ、アナログ電話回線との接続用のLINE端子、およびステレオアナログ入出力端子を搭載。接続先の使用機器や環境に合わせて簡単に使用できる。

▲PJP-50Rの多彩な接続端子

▲PJP-50Rの多彩な接続端子


特長


話しやすさ

適応型エコーキャンセラー搭載で、スムーズな双方向会話を実現


ヤマハは、オーディオ製品などの開発で培った「音」に対するノウハウを豊富に持っている。これを活かした音声会議システムがPJPシリーズ。今回紹介したPJP-100UHは、USBとステレオアナログ入出力のインターフェースを持った、高性能会議用マイクスピーカーだ。

第1の特長は、これまでに例を見ない確実なエコーキャンセラー機能により、極めて円滑な双方向の会話を実現したことだ。一般に会議システムでは、スピーカーから再生された音がマイクに廻りこんでしまうことでエコーが発生する。PJP-100UHは自機から再生された音を収音しても、エコーキャンセラーでその音を確実に除去。さらに再生音の廻りこみを極小化する構造設計により、より聞きやすく話しやすい円滑な双方向会話を実現している。





聞きやすさ

長時間の会議でも疲れない、聞き取りやすい音声を再生


第2の特長は、聞きやすさだ。PJP-100UHなら、USBかオーディオケーブルでPCと接続すれば、Web会議をTV会議のように多人数で快適に使用できる。これまで隣の人ともヘッドセット越しに会話をしていた不便な状況が解決。隣の人との会話も確実に収音され、また自然な音声なので長時間会議をしても疲れない。





使いやすさ

どんな環境でも使用可能、USB接続で簡単セットアップ


第3の特長は、どこでも簡単に使えること。PJP-100UHは、使用している環境を学習してエコーを確実に処理するため、反響の多い部屋など様々な環境下で使用することが可能だ。空いている会議室やスペースで、気軽に会議を始めることができる。またUSB接続であるため、セットアップも極めて簡単だ。




このページの先頭へ

■ヤマハの会議システムラインナップ


ヤマハでは、今回紹介した高性能会議用マイクスピーカー「PJP-100UH」以外にも、用途に応じた音声&TV会議のシステムを用意している。






スペック

製品名 PJP-100UH
メーカー ヤマハ
寸法 750(幅)×100(奥行)×65(高さ)mm
質量 約2.9kg(電源アダプタ含まず)
電源 AC100V 50/60Hz
形状 など 会議用マイクスピーカー
対応プロトコル -
LANインターフェース -
通信回線 -
映像符号化方式 -
音声符号化方式 -
映像インターフェース -
音声インターフェース USB2.0 Full Speed
アナログ音声入出力(径3.5mmステレオミニジャック)
【周波数帯域】
300〜7000Hz
【本体スピーカー】
アレイスピーカー(12個)
音量:85dB(0.5m)以上
【本体マイク】
アレイマイク(16個*2列)
指向性制御機能
その他特記事項 適応型エコーキャンセラー
ノイズリダクション
ファームウェアリビジョンアップ機能(PCよりUSB転送)
対応OS:Microsoft Windows XP/2000/Vista
製品サイトURL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/products/pjp-100uh.html


このページの先頭へ

製品・サービスの取扱い企業


ヤマハ株式会社
部署名:サウンドネットワーク事業部
住所:静岡県浜松市中沢町10-1
TEL:053-460-3445
FAX:053-460-2829
URL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/

備考: 問い合わせ/メールは、上記URLから「お問い合わせ」に進む。




住商情報システム株式会社
URL:http://www.scs.co.jp/yamahapjp/


掲載企業


ヤマハ株式会社
部署名:サウンドネットワーク事業部
住所:静岡県浜松市中沢町10-1
TEL:053-460-3445
FAX:053-460-2829
URL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/

備考: 問い合わせ/メールは、上記URLから「お問い合わせ」に進む。