LCD一体型KVMドロワー「KL9116」


ATENジャパン

Keyレポ

  • 基本情報
  • LCD一体型KVMドロワー「KL9116」の特長
  • LCD一体型KVMドロワー「KL9116」のケーススタディ
  • LCD一体型KVMドロワー「KL9116」のスペック

LCD一体型KVMドロワー「KL9116」

掲載日:2007/05/21

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
サーバルームの省スペース化や管理の一元化、リモート管理などを実現し、運用管理の効率を向上させたいユーザ。
製品形態 ハードウェア
製品概要 フルキーボード、タッチパッド、LCDモニタ一体型の1UサイズKVMドロワー。最大16台のサーバを接続でき、IPネットワーク経由のリモートアクセスも可能。
価格情報 46万円(税別)
8ポート版 43万円(税別)
サポート
エリア
全国


サーバルームにおけるさまざまな課題


 管理すべきサーバの数が増えて煩雑化する中で、管理者にとって負担となるさまざまな課題が発生している。

 その最たるもののひとつが、サーバルームのスペースの問題だ。多くのサーバを効率的に管理できるものとしてKVMスイッチを導入しているユーザも少なくないが、実際にはモニタやキーボードをどこに設置するのか、どのようなレイアウトで利用するのかといったスペース的な問題が大きいのである。

 また、昨今ではセキュリティ上の問題も避けては通れない。管理のためにサーバルームへの入退室の機会が増えれば、それだけ情報漏洩の危険性も増大することになるため、この点も考慮した管理態勢を築くことが求められている。



あらゆるニーズに応えるLCD一体型KVMドロワー「KL9116」


 管理者のこうしたニーズにあらゆる面で応えるのが、ATENの提供するLCD一体型KVMドロワー「KL9116」だ。
  ATENはKVMスイッチのリーディングカンパニーであり、「KL9116」を始めとするALTUSENブランドによるKVMを提供している。

 「KL9116」の最大の特長は、すべてが1Uサイズに収まったKVMコンソールであるということだ。ダイレクト接続可能な16のポート、フルキーボード、タッチパッド、LCDモニタこれらのすべてが1Uサイズに収まっており、19インチラックに1Uのスペースさえ用意すれば設置可能。また、KVMオーバーザネットに対応しており、IPネットワーク経由のリモートアクセスも行える。

 これにより「KL9116」は、サーバルームの省スペース化、管理の一元化、リモート管理など、サーバ管理にともなうさまざまなニーズに応えることができるのだ。



特長


特長1

デュアルスライド機能による多彩なオペレーション


 「KL9116」では「デュアルスライド」と呼ばれる2層構造を採択している。キーボード部分とLCDモニタ部分の構造が分離した2層構造であり、これによりそれぞれ独立したスライドが可能になっていることが特長だ。

 デュアルスライド機能を利用すれば、コンソールを引き出した後、モニタを開いたままキーボードだけを収納することも可能。キーボードは操作時にのみ引き出せばよいため、普段のスペースの節約につながる。

 利用シーンにあわせた多彩なオペレーションが可能であり、従来のKVMドロワーにありがちだった、引きだした際にサーバルームが狭くなるという課題も解決するだろう。





特長2

マウスポート搭載で効率的な運用を


 管理者にとっては、オペレーションをどのようなインターフェースで行うかということも大切な要素のひとつ。使い慣れないインターフェースでは、それだけ管理者に負担をかけることにもなるのだ。

 そこで「KL9116」では、タッチパッドによる操作に加え、前面にマウスポートも用意している。このマウスポートは、PS/2のマウスであっても随時抜き差しが可能。手に馴染んだ使いやすいマウスを用いることで、ストレスのない、効率的な運用管理の業務が可能になる。

マウスポート

マウスポート

特長3

KVMオーバーザネットによるIPネットワーク対応


 「KL9116」に用意された16ポートのKVMは、すべてKVMオーバーザネットに対応。IPネットワーク経由のリモートアクセスが可能であり、LAN、WAN、インターネットなど、さまざまな環境からのリモートアクセスが行える。

 また、ローカルで直接コンソールを操作するユーザと、遠隔地からネットワーク経由の操作をするユーザが、それぞれ異なるサーバを同時に制御することができる点も特長だ。

リモート接続の構成図

+拡大 リモート接続の構成図

特長4

フロント切替スイッチと専用ホットキーの搭載


 「KL9116」のコンソール前面には、LCDモニタの下部にフロント切替スイッチを搭載。このフロント切替スイッチを用いることで、キーボードを収納した状態でも、スピーディな切替操作が行える。

 また、キーボードには専用ホットキーを搭載。煩わしいキー操作をすることなく、ワンボタンでサーバのOSD画面を呼び出すことが可能だ。


フロント切替スイッチ(左)と専用ホットキー(右)

フロント切替スイッチ(左)と専用ホットキー(右)
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ケーススタディ


Case1

サーバルームの無人化でセキュリティを向上


 「KL9116」では、KVMオーバーザネット対応により、IPネットワーク経由のリモートアクセスが可能。これを利用し、LANを経由して社内の他の場所から管理業務を行う態勢を容易に実現できる。

 このケースでの特長は、管理の一元化と同時に、サーバルームの無人化も実現できることだ。日常管理におけるサーバルームへの入退室を不要にすることで、入退室にともなう情報漏洩などの危険を未然に防ぎ、セキュリティを向上させることが可能。

 また、障害発生時などの緊急事態の際も、自宅や出張先からインターネット経由での操作が可能になり、障害対応の面からも効果があるといえる。


Case2

オートスキャン機能を用いた監視業務


 「KL9116」にはオートスキャン機能と呼ばれる、接続されたサーバの画面を自動的に切り替えながら表示する機能がある。このオートスキャン機能とデュアルスライド機能を活用することで、省スペースでの監視業務が可能になる。

 この監視方法では、キーボードを収納したまま、LCDモニタにオートスキャンによる表示を行う。特定のサーバを確認したい場合にはフロント切替スイッチによる切り替えがすぐに可能であり、操作が必要なときだけキーボードを引き出せばよい。

 また、リモートアクセスの場合、最大で画面を16分割した同時表示も可能になる。

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ATENの豊富なドロワー製品ラインナップ


 ATENのALTUSENシリーズでは、LCD一体型KVMドロワーの豊富なラインナップを用意。ポート数やカスケード対応、KVMオーバーザネット対応など、さまざまなニーズに応じた製品群がそろっている。SUN、Solaris、Macにも対応し、これらを組み合わせることで、より効率的なサーバの運用管理が可能になる。

ATEN Drawer Lineup

+拡大 ATEN Drawer Lineup


スペック

製品名 KL9116MJJL
メーカー ATENジャパン
寸法 705(幅)×482(奥行)×44(高さ)mm
質量 約17.3kg
電源 AC100〜240V  50/60Hz
筐体タイプ 1U ラックマウント
プロセッサ -
メモリ容量 -
内蔵ドライブ -
機能 1UサイズにKVMスイッチ機能、ドロワー機能、リモートアクセス機能を集約。

最大接続台数:16台
ローカル、リモートで同時アクセス可能
17インチLCDパネル搭載
セカンドコンソール機能
インターフェース SPHD15ピンメス×16
10/100BASE-T×1
ミニDIN6ピンメス×2(キーボード、マウス)
D-Sub15ピン×1(モニタ)
OS Windows、Linux、など
専用ケーブルでSUNにも対応
その他特記事項 レールキット選択可能
掲載製品はロングタイプとなります。
ショートタイプ型番:KL9116MJJS
8ポート ロングタイプ:KL9108MJJL
8ポート ショートタイプ:KL9108MJJS
製品サイトURL:http://www.atenjapan.jp/02-p-item.php?id=464


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