サーバルームにおけるさまざまな課題
管理すべきサーバの数が増えて煩雑化する中で、管理者にとって負担となるさまざまな課題が発生している。
その最たるもののひとつが、サーバルームのスペースの問題だ。多くのサーバを効率的に管理できるものとしてKVMスイッチを導入しているユーザも少なくないが、実際にはモニタやキーボードをどこに設置するのか、どのようなレイアウトで利用するのかといったスペース的な問題が大きいのである。
また、昨今ではセキュリティ上の問題も避けては通れない。管理のためにサーバルームへの入退室の機会が増えれば、それだけ情報漏洩の危険性も増大することになるため、この点も考慮した管理態勢を築くことが求められている。
あらゆるニーズに応えるLCD一体型KVMドロワー「KL9116」
管理者のこうしたニーズにあらゆる面で応えるのが、ATENの提供するLCD一体型KVMドロワー「KL9116」だ。
ATENはKVMスイッチのリーディングカンパニーであり、「KL9116」を始めとするALTUSENブランドによるKVMを提供している。
「KL9116」の最大の特長は、すべてが1Uサイズに収まったKVMコンソールであるということだ。ダイレクト接続可能な16のポート、フルキーボード、タッチパッド、LCDモニタこれらのすべてが1Uサイズに収まっており、19インチラックに1Uのスペースさえ用意すれば設置可能。また、KVMオーバーザネットに対応しており、IPネットワーク経由のリモートアクセスも行える。
これにより「KL9116」は、サーバルームの省スペース化、管理の一元化、リモート管理など、サーバ管理にともなうさまざまなニーズに応えることができるのだ。
特長1 |
デュアルスライド機能による多彩なオペレーション |
「KL9116」では「デュアルスライド」と呼ばれる2層構造を採択している。キーボード部分とLCDモニタ部分の構造が分離した2層構造であり、これによりそれぞれ独立したスライドが可能になっていることが特長だ。
デュアルスライド機能を利用すれば、コンソールを引き出した後、モニタを開いたままキーボードだけを収納することも可能。キーボードは操作時にのみ引き出せばよいため、普段のスペースの節約につながる。
利用シーンにあわせた多彩なオペレーションが可能であり、従来のKVMドロワーにありがちだった、引きだした際にサーバルームが狭くなるという課題も解決するだろう。
特長2 |
マウスポート搭載で効率的な運用を |
管理者にとっては、オペレーションをどのようなインターフェースで行うかということも大切な要素のひとつ。使い慣れないインターフェースでは、それだけ管理者に負担をかけることにもなるのだ。 |
マウスポート |
特長3 |
KVMオーバーザネットによるIPネットワーク対応 |
特長4 |
フロント切替スイッチと専用ホットキーの搭載 |
「KL9116」のコンソール前面には、LCDモニタの下部にフロント切替スイッチを搭載。このフロント切替スイッチを用いることで、キーボードを収納した状態でも、スピーディな切替操作が行える。
また、キーボードには専用ホットキーを搭載。煩わしいキー操作をすることなく、ワンボタンでサーバのOSD画面を呼び出すことが可能だ。
Case1 |
サーバルームの無人化でセキュリティを向上 |
「KL9116」では、KVMオーバーザネット対応により、IPネットワーク経由のリモートアクセスが可能。これを利用し、LANを経由して社内の他の場所から管理業務を行う態勢を容易に実現できる。
このケースでの特長は、管理の一元化と同時に、サーバルームの無人化も実現できることだ。日常管理におけるサーバルームへの入退室を不要にすることで、入退室にともなう情報漏洩などの危険を未然に防ぎ、セキュリティを向上させることが可能。
また、障害発生時などの緊急事態の際も、自宅や出張先からインターネット経由での操作が可能になり、障害対応の面からも効果があるといえる。
Case2 |
オートスキャン機能を用いた監視業務 |
「KL9116」にはオートスキャン機能と呼ばれる、接続されたサーバの画面を自動的に切り替えながら表示する機能がある。このオートスキャン機能とデュアルスライド機能を活用することで、省スペースでの監視業務が可能になる。
この監視方法では、キーボードを収納したまま、LCDモニタにオートスキャンによる表示を行う。特定のサーバを確認したい場合にはフロント切替スイッチによる切り替えがすぐに可能であり、操作が必要なときだけキーボードを引き出せばよい。
また、リモートアクセスの場合、最大で画面を16分割した同時表示も可能になる。
ATENの豊富なドロワー製品ラインナップ
製品名 | KL9116MJJL |
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メーカー | ATENジャパン |
寸法 | 705(幅)×482(奥行)×44(高さ)mm |
質量 | 約17.3kg |
電源 | AC100〜240V 50/60Hz |
筐体タイプ | 1U ラックマウント |
プロセッサ | - |
メモリ容量 | - |
内蔵ドライブ | - |
機能 | 1UサイズにKVMスイッチ機能、ドロワー機能、リモートアクセス機能を集約。 最大接続台数:16台 ローカル、リモートで同時アクセス可能 17インチLCDパネル搭載 セカンドコンソール機能 |
インターフェース | SPHD15ピンメス×16 10/100BASE-T×1 ミニDIN6ピンメス×2(キーボード、マウス) D-Sub15ピン×1(モニタ) |
OS | Windows、Linux、など 専用ケーブルでSUNにも対応 |
その他特記事項 | レールキット選択可能 掲載製品はロングタイプとなります。 ショートタイプ型番:KL9116MJJS 8ポート ロングタイプ:KL9108MJJL 8ポート ショートタイプ:KL9108MJJS |
製品サイトURL:http://www.atenjapan.jp/02-p-item.php?id=464 |
製品・サービスの取扱い企業
ATENジャパン株式会社
住所:東京都新宿区西新宿6-16-6 タツミビル8階
TEL:03-5323-7178 (サポート窓口)
FAX:03-5323-2181
e-mail:support@atenjapan.jp
URL:http://www.atenjapan.jp/
掲載企業
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