「FC-SAN」はコストがネック…。「IP-SAN」ってどうなの?
近年、企業が扱うデータは急激的に増えた。約1年後には、JSOX法の施行も予定されており、企業は、正確かつセキュアにデータを管理することが求められている。しかし、現状はというと、分散してしまったストレージやサーバの管理がうまくできていなかったり、バックアップ環境を整備できていなかったりと、問題が山積みになっている企業も少なくない。
そんな問題を解決するのが「ストレージ統合」だ。
データベース(DB)を使っている貴社でも1度は、FC-SANの導入を検討したことがあるのではないだろうか?
しかし、高価なファイバチャネルを利用するFC-SANは、非常にコストがかかるため、導入に踏み切れない企業は多い。
そこで今注目を集めているのが、「iSCSI」技術を利用したIP-SANだ。FC-SANと違い、既存のネットワークやスイッチを利用できるため、非常に安価にストレージを統合することができる。
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低コスト!「iSCSI」対応の『NetApp ストレージ』でIP-SANを構築
●「iSCSI」に対応した『NetApp ストレージ』を使えば、コストをかけずにIP-SANを構築できる!
IP-SANのメリットは、なんといっても導入コストの安さ。ファイバチャネルを利用するFC-SANは、HBAやHBA対応のスイッチが必要となるため、ストレージ以外の機器にお金がかかり、手軽に導入することができなかった。一方、「iSCSI」技術を使用するIP-SANは、既存のIPネットワークと安価なイーサネットスイッチがあれば構築できるため、FC-SANに比べて大幅にコストを抑えて導入できる。
⇒既存のIPネットワークインフラがそのまま使える!
「iSCSI」に対応した『NetApp ストレージ』なら、既存のIPネットワークに接続するだけでIP-SANを構築できる。
⇒一般的なスイッチやルータを使える!
ネットワークを構築するスイッチ、ルータ、ハブは一般的な製品を使用できる。
⇒イーサネットの基本的な知識があれば構築できる!
ファイバチャネルのスペシャリストを用意する必要がない。
「iSCSI」とは?
「iSCSI」とは、SCSIコマンドをIPパケット化しIPネットワークを介してブロック・データを転送できるようにしたものである。これまで「iSCSI」は、ファイバチャネルと比べるとデータ転送速度や信頼性が劣っていたが、近年技術が進歩したことで、実用レベルのパフォーマンスが確保された。
●『NetApp ストレージ』は、iSCSIストレージ市場の売上・出荷容量で、
2006年第3四半期連続トップをマーク*!
『NetApp ストレージ』のiSCSIストレージ市場のシェアは、出荷容量ベースで32.6%、出荷金額ベースで21.5%と、いずれもトップを記録!14年以上に渡るIPベースストレージの経験の上で開発された『NetApp ストレージ』は、ユーザから高い信頼と評価を得ている。※IDC社調査『Worldwide Quarterly Disk Storage Systems Tracker Q3 2006』
今回、低コスト・短期間でIP-SANを構築できる「iSCSI」対応のストレージ『NetApp ストレージ』を詳しく紹介する
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特長1 |
ストレージ利用率を最適化できる! |
従来、データを細かく管理するために小さなボリュームをたくさん作ると、どうしてもディスク容量の余っているボリュームとそうでないボリュームが存在してしまい、ディスク利用率に無駄が生じていた。
『NetApp ストレージ』では、空き容量をプーリングしておき、容量の変化に応じてボリュームをオンラインで即座に拡張・縮退することが可能である。従来の30%〜40%とされているストレージの利用率を、なんと60%以上まで向上させることができる。柔軟なボリューム管理により、ストレージ利用率を大幅に向上できる(フレキシブルボリューム機能)。
特長2 |
専用OSによる高いセキュリティ |
『NetApp ストレージ』は、ファイルサービスに特化した独自のOS「DataONTAP」と、書き込み処理の無駄を省いた独自のファイルシステム「WAFL」を採用している。汎用的なファイルシステムでは、ディスクヘッドの動きに無駄が生じ、パフォーマンスに大きく影響がでてしまうが、『NetApp ストレージ』は、ストレージに特化したシステム構成をとることで、高いパフォーマンスを実現するとともに、障害の発生率を低減している。また、独自OSであることで、ウイルスにも感染しにくく安全だ。これは、汎用的なファイルシステムを採用している他のNAS製品と一番大きく違うところだ。
※FAS6070Aにおいて136,048 OPS/sec、ORT(平均応答時間)=1.09msecを実現
特長3 |
稼動した状態で、簡単にディスクを増設できる! |
『NetApp ストレージ』は、オンラインで即座にディスクの増設、ボリュームの拡張および縮退が可能である。増設作業はとても簡単。ほとんどの機種間で、ディスクシステムは互換性をもっているため、アップグレードの際、これまで使用していたデータの移行作業をすることなく、簡単にアップグレードすることができる。最小限の工数で作業が可能である。
その他特長 |
思い通りにストレージを統合できる『NetApp ストレージ』の機能 |
●サービスを止めずにバックアップが取れる!
「DataONTAP」の基本機能であるスナップショット機能を使うと、一瞬にしてディスク内のデータをバックアップすることができる。アプリケーションを利用していて、間違ってファイルを上書きしてしまったり、アプリケーションがクラッシュしてデータファイルが壊れてしまったりした時に、この機能を利用すればコピー&ペーストで簡単にファイルをリカバリできる。他社の「Copy-out Snapshot」と比較して、スナップショット時やリストア時のパフォーマンスの低下がないことが大きな利点である。
●瞬時にボリュームイメージを複製できる!
フレックスクローン機能を使うと、瞬時にボリュームイメージを複製することができる。ただし複製といってもコピーではないため、二重にデータを持つ必要はない。複製したボリュームは書き込みが可能であるため、「バグの修正」「アプリケーションのバージョンアップ」「アプリケーションの事前テスト」などのシーンで活用できる。
●NAS、FC-SANの構築も可能!
『NetApp ストレージ』は、iSCSIを使用したIP-SANだけでなく、ファイバチャネルを使用したFC-SANやNAS (NFSおよびCIFS)としても利用できる。他社のストレージシステムで、このようなユニファイドストレージ環境を構築しようとすると、複数の技術をつなぎあわせて、別のOSで稼動するシステムで制御するような非常に複雑な構成をとらなければならないが、 『NetApp ストレージ』ならば1台のヘッドユニットで実現できる。
ケース1 |
数週間かかっていたDBのサイズ変更が、たった2日で完了! |
1年間に500個のDBを4回変更する場合 |
【NetApp ストレージの場合】 |
ケース2 |
750GBのOracle DBの復旧が、60秒で完了! |
750GBのOracle DBを復旧する場合 |
【NetApp ストレージの場合】 |
製品名 | NetApp FAS250 |
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メーカー | Network Appliance |
寸法 | 【コントローラ&ディスクシェルフ】 448(幅)×508(奥行)×133(高さ)mm |
質量 | 【コントローラ&ディスクシェルフ】 35.8kg |
電源 | AC100〜240V |
筐体タイプ | ラックマウント型(3U)およびタワー型 |
プロセッサ | 1 |
メモリ容量 | 512MB |
キャッシュ容量 | 64MB(NVRAM) |
最大容量 | 最大物理容量4.2TB(300GB×14本) |
RAIDタイプ | RAID-4、RAID-DP |
データ転送速度 | - |
LANインターフェース | 10/100/1000 Base-T |
OS | DataONTAP(独自OS) |
その他特記事項 | - |
製品サイトURL:http://www.msol.co.jp/it/netapp/index.html |
価格情報 174万円〜(144GB×4本構成時) 補足説明 |
サポートエリア 全国 補足説明 |
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製品・サービスの取扱い企業
丸紅ソリューション株式会社
部署名:ITソリューション事業部 ストレージネットワーク部
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル
TEL:03-5778-8761
FAX:03-5778-8759
e-mail:nwa@msol.co.jp
URL:http://www.msol.co.jp/it/netapp/index.shtml
掲載企業
丸紅ソリューション株式会社
部署名:ITソリューション事業部 ストレージネットワーク部
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル
TEL:03-5778-8761
FAX:03-5778-8759
e-mail:nwa@msol.co.jp
URL:http://www.msol.co.jp/it/netapp/index.shtml