基幹系と情報系ネットワークの仮想的統合を1台のスイッチで実現

日本海総合病院

基幹系と情報系ネットワークの仮想的統合を1台のスイッチで実現

基幹系と情報系ネットワークが別個のため、複雑化。運用負荷やコストが増大。ネットワークを統合し、課題を解消したのは、1台に2台分の装置を備えたスイッチだった。

  • セキュリティ強化
  • 医療業・福祉業
  • 情報システム部門(運用系)
基幹系と情報系ネットワークの仮想的統合を1台のスイッチで実現

山形県庄内地方の中核病院である日本海総合病院は、電子カルテのための基幹系ネットワークと、事務作業などに利用する情報系ネットワークを、アラクサラのコアスイッチ「AX8616S」のネットワーク・パーティション(VRF)機能を使い、セキュリティを確保しながら仮想的に統合。シンプルでセキュアなネットワークを実現し、運用も効率化した。

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課題

 既存の環境では、電子カルテ用の基幹系ネットワークと事務処理やインターネット閲覧などに利用する情報系ネットワークそれぞれにコアスイッチがあり、別々のネットワークを構成。そのためネットワークが複雑化してしまい、運用負荷やコストの増大が問題に。また情報系ネットワークは各部署が独自に拡張を繰り返したためブラックボックス化が進んでおり、品質や性能もバラバラのハブが乱立。ループや遅延がしばしば発生していた。

解決方法

 基幹系と情報系ネットワークを仮想的に統合することを決断。1台のスイッチで仮想的に2つのネットワークが構築できるVRF機能を持つアラクサラのコアスイッチ AX8616Sを採用、コストとスペースの削減を図った。また、AX8616Sはスイッチ内部で冗長化できるフォールト・トレラント・スイッチであることから、複雑さを排除した、障害発生ポイントの少ない冗長構成を実現。セキュリティに関しても過去の導入実績から不安はなかった。

効果

 VRF機能を使って1台に基幹系と情報系のネットワークを統合したことで、シンプルな構成が実現。画像など大容量ファイルを扱うことが多い放射線科のスイッチを10G、基幹系と情報系を1Gとしたことで、ネットワークの高速化も実現した。また、運用管理ツール(AX-NU)を活用することで、ネットワーク内のループを可視化し運用も効率化。SDカードによるコマンドレス保守も可能になったことで、故障時のダウンタイムも短縮している。

事例概要

企業規模 中堅中小企業向け(101~1000名)
課題 セキュリティ強化
業種 医療業・福祉業
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 2017年

提供企業・製品

導入製品名:ハイエンドコアスイッチ「AX8616S」

提供企業:アラクサラネットワークス株式会社

URL:https://www.alaxala.com/jp/products/