株式会社フュートレックは、取締役会や事業戦略会議、コールセンターの通話録音音声など社外への依頼が困難な内容を含む音声の、書き起こしアウトソーシングを行なえる技術を開発し、高秘匿性の文書作成を支援する書き起こしサービス「VoiShredder（ボイシュレッダー）」の提供を開始した。

　「VoiShredder」では、音声の区切り検出技術を利用した音声分割と、同時並列での書き起こしを行なうクラウドのプラットフォームとを組み合わせている。

　同サービスのWebサイトで会員登録を行ない、無料のVoiShredderアプリを使用することで、音声の書き起こしを注文できる。注文を受けると、アプリケーションで分断された音声データがクラウド上の書き起こし作業者にランダムに渡される。クラウド上の作業者が、音声の断片ファイルの書き起こしを完了すると、利用者のPCのVoiShredderアプリでテキストが統合される。最後に利用者が自身で最終仕上げ（校正）を行なう。

　録音音声を前後のつながりが分からない単位まで分断し、書き起こし人員は分断された音声だけを聞き、テキスト化する仕組みを採用しているため、シュレッダーのように機密保持を保証できる。

　会議の終了後、音声をアップロードし、発注ボタンをクリックすることで、原則翌営業日には書き起こしテキストが完成する。必要な分だけ必要な時に利用できる従量課金制で、音声の長さ1分単位で注文できる。利用者自身が書き起こしできるエディター機能（無料）も利用できるため、書き起こしの必要なファイルだけを注文できる。

　書き起こしの料金は、録音音声1分当たりの単価×録音音声の長さで、1分当たりの単価は150円（税別）。

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