ダイヤモンドメディア株式会社と株式会社クラシファイドは共同で、不動産会社の募集業務を自動化するASP（クラウド）型のマーケティングオートメーション（MA）「Centrl LMS」の提供を開始した。

　「Centrl LMS」では、流通する不動産ビッグデータと不動産管理会社が内部に保有するデータを組み合わせることで、不動産管理会社の募集業務を自動化できる。

　競合物件の調査や営業先の仲介会社のリストアップなどの時間を短縮でき、短縮された分の時間を仲介会社への営業やオーナーへのフォロー、新規受託営業に費やせる。募集状況や営業状況をリアルタイムに把握できるので、マネージャや経営者の戦略策定や意思決定のスピードを向上できる。

　主な機能には“競合物件分析”“オススメ仲介／仲介分析”“反響分析”がある。“競合物件分析”では、自社物件と競合する物件の調査を簡単に行なえる。賃料／間取りなどの情報から、どのポータルに出稿されているのか、取り扱っている仲介者はどの会社なのかまで把握できる。新しい競合物件が出た場合にはメールで知らせる。

　“オススメ仲介／仲介分析”では、独自の仲介会社DBから、自社の物件と相性の良い仲介会社を自動でリストアップできる。仲介会社の取り扱っている物件や、ポータルサイトへの出稿状況なども可視化できる。

　“反響分析”では、各物件への反響を記録することで、現在の募集状況の分析が可能になる。蓄積されたデータは募集終了後も閲覧可能なため、新規物件募集や営業分析などに利用できる。

　そのほか、キャンペーン分析／タイムライン分析／オーナーレポートの機能も備えている。

　価格は、初期費用が50万円、月額費用が15万円から。

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