パナソニック株式会社は、数TB規模のデジタルデータの長期保存を可能にする、デスクトップ上でPCとつないでデータを保存できる光ディスクドライブシステム コンパクトアーカイバー「LB-SC90U0J」の受注を4月に開始する。価格はオープン価格。

　「LB-SC90U0J」は、データ書き込み／読み出し用ドライブと、データ保存用光ディスクを12枚格納した専用マガジンで構成されていて、ドライブにUSB接続した外付けのPCからデータの記録保存／読み出しなどの管理を行なえる。ドライブは幅68.5mm×奥行き278mm（突起部除く）×高さ170mm（突起部含む）／重さ約1.8kg（マガジン、ACアダプタ除く）と小型で、デスクトップにも設置できる。また、専用マガジンは保有データ量と用途に合わせ、追記型（1.2TB／600GB）、書換型（600GB）の3種類から選択できる。

　ユーティリティから、上書きされたファイルや削除済みのファイルを表示でき、誤消去の防止に加え、履歴管理や改ざん防止が必要な用途での利用も想定されている。光ディスクは、国際規格であるTUV認証を取得していて、高温／多湿など外的要因に対する耐久性や、長期保存性能、耐水性などについて第3者機関から認められていて、同社実施の加速試験結果では保存寿命が50年以上と推定されている。

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