NTTソフトウェア株式会社は、先生が話した言葉を音声認識技術を用いてテキストに変換し、電子黒板やタブレット端末にリアルタイムに表示して、聴覚障がいのある児童生徒の授業を支援するシステム「こえみる」を4月1日に発売する。

　「こえみる」は、先生の発話をリアルタイムにテキスト化して表示できるため、手話で伝えた日本語のニュアンスと、手話にない言葉や、“しとしと”“ぽつぽつ”などの擬態語、尊敬語／謙譲語など手話だけでは伝えにくい言葉を結びつけることができ、児童生徒の理解を促進できる。また、言葉を短冊に書いておくなど、授業を止めないための事前準備が不要になるため、先生の負担を軽減できる。

　授業の記録が残っているため、授業内容の振り返りを容易に行なうことができ、授業の始め／終わりに行なう学習の振り返り／まとめのための板書や掲示物の準備などが不要になるほか、自宅でPC／スマートフォン／タブレット端末から授業内容を閲覧することもできる。

　価格は1教室・月額1万2500円で、利用するためには、インターネット接続環境とWindows 7／8／8.1（32／64ビット）搭載のPC、マイクが必要。クラウド環境を使わず自社にサーバーを設置するSI型も用意されていて、その場合は“音声認識サーバ”と“管理・閲覧サーバ”が必要になる。

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