株式会社ソフトエイジェンシーは、法人向け暗号化オンラインストレージ「VG-Sync 2 Pro」の提供を3月23日に開始する。

　「VG-Sync 2」では、Webクライアントをブラウザから利用して、容易に外部のユーザと安全にファイルの受け渡しを行なえる。今回提供される「VG-Sync 2 Pro」では、複数の国内の大手クラウド基盤を利用し、インフラの安定性強化と大容量への対応が図られている。また、操作ログが記録され、不正なアクセスを常に監視できる。

　ユーザごとに個別の仮想環境が提供されるため、他のユーザとOSが分離され、データの安全性向上を図れる。日本国内のデータセンターで運用されていて、外国の法律が適用されることはない。また、暗号化鍵はユーザが最初にサービスを利用する時に個別に作成され、暗号化鍵を同社が知ることはなく、ユーザの管理のもと安全に利用できる。自社ロゴを挿入して、画面全体を会社のブランドイメージに沿った形で提供できる。

　サービスの開始は、ユーザの指示でのみ行なわれ、何らかの理由でOSが再起動などを行なった場合、サービスは停止状態になるため、仮にOSごとデータがコピーされた場合も、ユーザの許可がなければサービスは開始されない。また、バックアップはデータが暗号化された状態で行なわれ、仮にバックアップデータが盗まれた場合も復号化することは困難。取引先とのデータのやりとりは、Webブラウザのみで行なえるため、メールへのファイル添付が不要になる。

　ユーザがオンラインストレージに接続する際にワンタイムパスワード認証を使用できるため、管理者は定期的にパスワードを変更したり、記憶することが不要になり、パスワード漏洩の危険を回避できる。また、公開鍵認証を利用した安全性に優れた自動バックアップを利用できる。

　価格は、初期費用3万円、容量500GBで月額1万9800円、同1TBで同2万9800円（いずれもユーザ5個、フォルダ5個、管理ユーザ1個）。

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