DNP、高速ブックスキャナによる書籍のデジタル化を開始

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DNP、高速ブックスキャナによる書籍のデジタル化を開始


掲載日:2015/02/23


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 大日本印刷株式会社(DNP)は、東京大学附属図書館の蔵書のデジタル化において、東京大学 石川 正俊教授・渡辺 義浩講師の研究チームと共同で開発した高速ブックスキャナの試験運用を開始すると発表した。

 DNPによると、大学図書館では、主に特殊コレクションなどの貴重資料のデジタル化とWebサイトでの公開は行なわれているが、所蔵する書籍のデジタル化については、作業や処理の時間がかかることなどから、なかなか進まないという。

 具体的な作業としては、書籍を分解・裁断せず冊子体のままデジタル化する必要があるが、従来のブックスキャナでは、文字や絵がゆがまないように、1ページずつ手でめくって平らにしてから撮影するため、読み取りに時間がかかるほか、資料を破損させる可能性が高いことが課題となっていたとしている。

 東京大学附属図書館は、本郷キャンパスの総合図書館を拡充する“新図書館計画”の一環として、学術資料を次世代に継承し、膨大な蔵書を広く学内外の人々に活用してもらうため、デジタルデータとしての保存とその活用に取り組んでいるという。

 DNPは、2010年から東京大学の研究チームと共同で、高速ブックスキャナの開発を進めていて、2012年には機械による高速ページめくりの機能と、リアルタイムで書籍の3次元状態を認識する技術、高速でゆがんだ画像を補正するアルゴリズムを導入し、冊子体のまま、電子書籍の要求解像度での高速スキャンを可能にしたと伝えている。

 同ブックスキャナは、1分間に250ページという速度で、書籍などを冊子体のまま1ページずつめくりながら撮影して画像データとして保存し、この画像データの文字を光学文字認識(OCR)処理によってテキスト化する。

 今回、同社は同図書館の書籍や学術資料などのデジタル化のほか、タイトルごとの書誌データの作成を行なうとしている。なお、デジタル化する蔵書は著作権が切れており、東京大学に過去所属した教員の著作物を主な対象としていると述べている。



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