株式会社日立公共システムは、静岡県函南町公式Webサイトのリニュアルを実施し、11月29日より公開したと発表した。

　函南町では、2004年にWebサイトをリニュアルしたが、コンテンツの増加によりサイト構成が複雑化し、利用者の操作性・閲覧性向上や職員の作業負荷軽減などが課題になっていたという。また、障がい者や高齢者などに配慮したWebサイトのアクセシビリティに関するJIS規格“ウェブアクセシビリティJIS（JIS X 8341−3：2010）”への対応や、災害時における可用性確保及びサーバーの運用負荷軽減についても検討したと述べている。

　今回のリニュアルでは災害時対策を重視し、東海地震の影響を受けにくい土地に位置するデータセンターを活用したクラウドサービスを導入したという。これにより、災害発生時のサーバーダウンを防止し、業務継続性の向上を支援するとしている。また、ナビゲーション・情報構成を再構築するとともに、“ウェブアクセシビリティJIS”の等級AA（一部等級AAAの達成基準を含む）に準拠することで、誰もが簡単に情報にたどり着けるようになったという。PC版Webサイトと同時にスマートフォン版・携帯版サイトも自動生成されるため、職員の負荷軽減にもつながると述べている。

　デザインに関しては“人と自然が調和するまち”をコンセプトにして刷新し、町の花である“はこねざくら”をモチーフにすることで函南町を表現したほか、おでかけスポットやイベントの写真を紹介するコンテンツ“おでかけかんなみ”や“イベントカレンダー”を新設したと伝えている。

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