NEC、デイコムと共同で農業ICTソリューションの実証実験を実施

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NEC、デイコムと共同で農業ICTソリューションの実証実験を実施


掲載日:2014/10/29


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 日本電気株式会社(NEC)は、オランダDacom(デイコム)と共同で、デイコムの農業ICTソリューションを活用した実証実験を、ルーマニアのじゃがいも農場で実施したと発表した。

 同ソリューションは、農場の温湿度や風向・風速などを測定・収集する環境センサと、収集したビッグデータを分析するソフトウェアで構成されている。環境センサには気象センサ(気温・湿度・風速・風向き・降雨量・日照時間)や土壌センサ(水分量・地温)があり、これらを農場に設置し24時間365日にわたって計測した環境データ・現地の気象予報・過去数年の栽培履歴などを、インターネットを通じてコンピュータ上に集約する。

 これらのデータは、現地の農作物成長率や肥料・殺虫剤・吸水などのモデルと照合・分析されて、農作物の植え付け時期/肥料・農薬・殺虫剤など化学薬品の使用量/農業用水量/気象災害からの保護方法/収穫時期などのアドバイスとして農家に提示される。これにより農家は、農作物の生育状況や気象条件に応じて、栽培プロセスの微調整や、与える化学薬品・水分量などを適切に調整できるようになり、収穫量を最大化しながら低コスト・省資源で農作物を栽培することが可能になると述べている。

 NECはデイコムと共同で、ルーマニア中央部に位置するブラショフのじゃがいも農場において、同ソリューションを活用した実証実験を行なったという。実験の結果、同ソリューションを導入しない農場と比較して、農薬・殺虫剤などの化学薬品の使用量を1ヘクタール当たり最大40%削減することができ、また、形状が左右対称など、高品質なじゃがいもを栽培可能なことも確認できたという。

 NECは今後、同社のビッグデータ分析技術を活用して、デイコムの収集した多種多様なデータを解析し隠れたパターンを発見することで、農業生産に必要な資源の使用量をより抑えコストを低減するなど、同ソリューションを改善する取り組みを進めていくと述べている。また、農業投資を検討する銀行の意思決定支援や、食品取引所への正確な農作物情報提供などを目的に、農作物生産量データサービスについても提供を検討するとしている。



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