富士通、鹿児島薩摩川内市とICT活用の高齢者見守りを実証開始

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富士通、鹿児島薩摩川内市とICT活用の高齢者見守りを実証開始


掲載日:2014/09/30


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 富士通株式会社は、鹿児島県薩摩川内市と7月22日に締結した“次世代エネルギーを活用した市民サービス検討に関する基本協定”に基づき、家庭内で計測した電力使用量などの情報を活用した見守り支援サービスの事業化に向けた実証を開始したと発表した。

 九州地域における基幹エネルギー供給基地を持つ薩摩川内市は、2011年に同市における太陽光や風力などの再生可能エネルギーに加え、未利用の海洋エネルギーも含めた“次世代エネルギー”の潜在可能量の基礎調査を実施したという。2012年4月には、市民サービス拡充のための活用などを検討する“薩摩川内市次世代エネルギービジョン策定委員会”を設置し検討を行ない、2013年3月に、方向性を示した“次世代エネルギービジョン”及び“行動計画”を策定したとしている。富士通は、同委員会に設立当初より参画しICT活用に関するノウハウを提供してきたという。

 同市は今回、家庭内で計測した電力使用量などの情報を活用した見守り支援の実証として、同市で現在実施中のスマートグリッド(次世代電力網)実証試験に参加中の一部の市民モニターに対し同実証への協力を依頼するとともに、新たに高齢者モニターを市民の中から募るという。

 同実証の目的は、同市全域で行なってきた声掛けや定期訪問などの高齢者見守り活動に、ICTを活用して効率化や質の向上を図ることであると伝えている。期間は2014年9月26日〜2016年3月31日を予定しており、実証地域は薩摩川内市の高齢者約100世帯が対象となっている。

 実証に参加する高齢者宅に電力使用量の計測器と、温度・湿度・照度・気圧などが測定できる複合センサを設置し、データを収集するという。収集したデータを富士通のクラウドセンタにて蓄積、分析することで、見守り対象者の生活リズムや住環境の状態を導き出して、行動推定を実施するとしている。この行動推定情報を基に同市の関連部門が、見守り対象者宅訪問の要否を判断するという。

 この仕組みを確立することで、例えば、家庭ごとに熱中症予報を確認できるほか、罹患予防に役立てることが可能になるとしている。2014年度はモニター宅の選定及び機器設置やシステム環境の構築を行ない、2015年度にフィールド実証を行なうと伝えている。



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