富士通など、IT創薬でがんを標的とする新規活性化合物を創出

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富士通など、IT創薬でがんを標的とする新規活性化合物を創出


掲載日:2014/08/19


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 富士通株式会社は、東京大学 先端科学技術研究センター(東大先端研)と興和株式会社とともに、コンピュータ上で仮想的に設計・評価するIT創薬により、がんの原因となるタンパク質(標的タンパク質)の働きを抑える医薬品の候補となり得る新規活性化合物を創出することに成功したと発表した。

 富士通と東大先端研は、2011年6月にIT創薬の共同研究を開始し、同年7月に、これに興和が参加したという。

 今回の共同研究の期間は2014年4月から2015年3月で、体制は東大先端研がシステム生物医学ラボラトリー、富士通が未来医療開発センター研究開発統括部 バイオIT開発室、興和が医薬事業部東京創薬研究所になっている。主な役割分担として、東大先端研は疾患を引き起こす原因と考えられるタンパク質の情報提供を行ない、富士通はIT創薬による低分子化合物の設計・評価、興和は低分子化合物の合成と実験による阻害活性測定、及びコンピュータを用いた低分子化合物探索を実施しているという。

 同共同研究では、東大先端研が研究している“疾患を引き起こす原因と考えられるタンパク質の情報”を基に、IT創薬によるものと、従来の低分子創薬技術とコンピュータを用いた低分子化合物探索の併用によるものという2つの方法で、がんを標的疾患とする創薬研究を進めてきた。

 また、この共同研究の間、富士通は株式会社富士通研究所とともに、IT創薬技術の改善を重ね、精度と性能を向上してきたという。

 今回の共同研究を通じ、IT創薬による新規活性化合物のほかにも、創薬研究の推進において重要な情報を与える複数の低分子化合物を得たとし、今後3者は、前臨床評価をめざして、これまでの研究で得た低分子化合物の改良を進めることを決定したと述べている。



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