株式会社日立システムズは、金融業向けソリューション「Finnova（フィノーバ）」のラインアップの1つとして、全国の信用金庫向けに、周辺業務を支援する「信用金庫向けクラウドサービス」を発売する。

　「信用金庫向けクラウドサービス」は、同社が従来オンプレミス（導入型）で提供してきた業務アプリケーションを、同社のデータセンターに構築したクラウド基盤をベースにクラウドサービスとしてラインアップ化したもの。

　今回、第1弾として「為替イメージ処理システム」のクラウドサービスが開始される。「為替イメージ処理システム」では、営業店と事務センタ、基幹業務システムとの間で行なわれる振込依頼手続きの効率化を図れる。依頼書のイメージデータをDBで管理できるほか、基幹業務システムへの送信処理をスムーズに行なえる。依頼書のイメージデータや送信状況をリアルタイムに照会できる。

　また順次、「用度品管理システム」「口振依頼書管理システム」などの提供が開始される予定。これらの業務アプリケーションに加え、IT基盤提供、システム運用サービス、セキュリティサービス、端末導入／保守などのオンサイトサービス、コールセンターサービスなどがワンストップで提供される。

　同ソリューションを利用することで、信頼性の高いデータセンター基盤から提供される業務アプリケーションを、月額費用形式で利用でき、システムコストの平準化を図れる。また、システム開発／運用／保守業務の負荷の軽減を図れ、情報システム部門がシステム最適化のための企画業務に注力できるよう支援する。

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