トレンドマイクロ、ICSへのサイバー攻撃に関するレポートを発表

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トレンドマイクロ、ICSへのサイバー攻撃に関するレポートを発表


掲載日:2013/08/29


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 トレンドマイクロ株式会社は、産業制御システム(ICS)へのサイバー攻撃の実態を調査・分析したレポート“産業制御システムへのサイバー攻撃 実態調査レポート”の第2弾を公開したことを発表した。

 トレンドマイクロの調査・研究チームは、2012年より、ICSへのサイバー攻撃の実態を解明するための調査活動を行なっているという。今回、3月から3ヵ月の期間で、新たな攻撃の傾向を把握するために追加調査を実施したと伝えている。

 今回の追加調査では、水道設備のインフラ制御システムに見せかけたハニーポット(調査用に設置したおとりのシステム)の設置個所を日本を含む8ヵ国12個所に拡大し、世界各国で攻撃活動を監視したとしている。攻撃活動実態をより詳細に探るべく、侵入したPCの実際の所在地やシステム情報を分析する追跡用モジュールを使い、更に詳細な攻撃特性を分析したと伝えている。

 同レポートによると、調査期間内に、16ヵ国から計74件のサイバー攻撃を確認した。攻撃の詳細内容を分析したところ、そのうち10件は、ポンプ圧の設定変更や、管理者がシステムの状態を把握するために使用されるHMI(Human Machine Interface)システムへの不正アクセスなど、社会インフラを支えるシステムの正常稼働を脅かす危険度が高い攻撃であることが判明したとしている。

 確認されたサイバー攻撃全体の発信元としては、ロシアが43件と最も多く、次いで中国7件、ドイツ5件の順だったと伝えている。危険度が高い攻撃では、中国からの攻撃が5件と最も多く確認され、次いでパレスチナ自治区2件、ドイツ・イギリス・フランスが1件ずつだったとしている。攻撃を受けた国別では、ロシアに向けた攻撃が66件で最多、次いで中国6件、日本、アイルランド1件だったと伝えている。

 日本のシステムを対象とした攻撃においては、攻撃者は“日本”をキーワードに専用の検索サイトで標的を検索し、ポートスキャンなどを用いて攻撃対象に関して綿密に情報収集を行なっていることが分かったとしている。また、この攻撃は、ポンプ圧・水温などの設定を改変し、最終的にはシステムの操業を不正に停止させようとする、危険度の高い攻撃だったと伝えている。



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