IBM、Androidスマートフォンで病気治療や新星の発見を支援

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IBM、Androidスマートフォンで病気治療や新星の発見を支援


掲載日:2013/07/29


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 米IBMは、Androidを搭載したスマートフォンやタブレットのユーザは、自分の端末で余っている演算処理能力を科学の進歩のため寄付できるようになり、寄付された演算処理能力は、研究者たちの研究推進に活用されていると発表した。

 現在、Android搭載機は約9億台にのぼり、その演算処理能力を合わせると最大規模の従来型スーパーコンピュータの能力を上回るという。

 今回、カリフォルニア大学バークレー校が開発したボランティア・コンピューティング用ソフトウェア「Berkeley Open Infrastructure for Network Computing」(BOINC)が新しいバージョンとなり、Android 2.3.3以上を搭載する機器を持っていれば、Google Playサイトから同ソフトウェアをダウンロードして貢献したいプロジェクトを選び、市民として科学の推進活動に参加できるようになったと伝えている。

 Androidベースのボランティア・コンピューティングにより参加できるプロジェクトの1つが、ドイツ・ハノーバーのマックス・プランク重力物理研究所が率いる未知の電波パルサー探索プロジェクト、“Einstein@Home”。

 Androidユーザは、プエルトリコのアレシボ天文台にある電波望遠鏡からのデータを解析するアプリケーションに演算パワーを提供できる。このアプリケーションは電波パルサーから出るパルス電磁波を検知して電波パルサーを見つける。演算処理能力が高まれば同プロジェクトの探索活動を加速し、感度を高められると伝えている。

 ボランティア・コンピューティングにより参加できるもう1つのプロジェクトが、 IBMのワールド・コミュニティ・グリッドで展開されている“Fight AIDS@Home”で、このプロジェクトは効果的なエイズ治療薬の研究を目的として、スクリプス研究所にあるオルソン教授の研究室により進められている。

 エイズ・ウィルスが機能し、拡大していくためにはHIVプロテアーゼ、HIVインテグラーゼ、HIV逆転写酵素という3つの酵素が必要になるが、オルソン教授らはこれらの酵素をブロックできる形状と化学特性を持つ新しい候補薬を特別な計算手法により特定しようとしていると伝えている。



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