セイコーエプソン、次世代プリントヘッドの新規生産ラインを立上

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セイコーエプソン、次世代プリントヘッドの新規生産ラインを立上


掲載日:2013/06/21


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 セイコーエプソン株式会社は、日本国内の2拠点にインクジェットプリンタ用のコア部品である次世代プリントヘッドの新規生産ラインを構築、量産を開始したと発表した。まずは2013年度に発売するビジネス系と産業系のプリンタから順次搭載していく予定であるという。

 今回量産を開始した次世代プリントヘッドは、同社のインクジェットプリンタの技術と最先端のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微少電気機械システム)製造技術とを融合させ、高精度・高耐久・幅広いインク対応性というマイクロピエゾヘッドの従来からの特性を継承しつつ、小型化・高精度・高コストパフォーマンスを追求したものであるとしている。また、今後の超高精度化、高密度化に向けた基本技術も確立しており、エプソン製インクジェットプリンタの基本性能を向上させるプラットフォームとして、長期的な観点で進化させていくという。

 この次世代プリントヘッドは、アクチュエーターを形成するピエゾ材料の開発から独自に行なっており、生産には、超微細MEMS加工や正確かつ精密な装置制御など、高度な技術が求められるという。また生産ラインの立ち上げも難度が高いとしている。このため、生産ラインは同社の技術開発の集積地である日本国内に立ち上げ、諏訪南事業所(長野県諏訪郡富士見町)と東北エプソン株式会社に、2011年度から2013年度までの3年間で総額約160億円の投資を行なうという。

 諏訪南事業所では、プリントヘッド製造の前工程を受け持ち、コアとなる超微細MEMS構造部の製造を行なう。一方東北エプソンでは、後工程としてプリントヘッドの組み立て作業を行なうが、同社のFAロボット技術で完全自動組み立てラインを構築することで、生産性と品質についても向上を図っているという。このように、日本国内で一貫生産を行なうことで、次世代プリントヘッドに関する技術的ノウハウの蓄積を図るとともに、生産技術を盤石なものとし、コア部品製造の役割を担う国内生産拠点の競争優位性を更に向上させていくことも狙いであるとしている。

 今回の生産投資は、長期ビジョン“SE15”及び”SE15後期 新中期経営計画”で目指すインクジェットプリンタの事業領域強化・拡大に向けて重要な意義を持つものであると伝えている。



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