Kaspersky Lab、マルウェアに関する調査レポートを発表

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Kaspersky Lab、マルウェアに関する調査レポートを発表


掲載日:2013/06/12


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 Kaspersky Labは、マルウェア“NetTraveler”に関する調査レポートを公開したと発表した。

 Kaspersky Labの調査によると、NetTravelerは、APT(Advanced Persistent Threat)攻撃に使用されるマルウェアファミリーで、40ヵ国・350件の被害をもたらし、2010〜2013年にかけて最も活発になっていることが分かったとしている。最近のNetTravelerグループのサイバースパイ活動は、宇宙探査、ナノテクノロジー、エネルギー生産、原子力、レーザー、医薬、通信といった分野を主な対象としているという。

 感染方法は、スピアフィッシング型メールに、頻繁に悪用される2つの脆弱性(CVE-2012-0158及びCVE-2010-3333)を攻撃するOffice形式の悪質ファイルを添付して感染させる。既にMicrosoftがパッチを提供しているが、現在も標的型攻撃に利用され被害をもたらしているという。また、同メールに添付された悪性ファイルのタイトルは攻撃対象に合わせてカスタマイズされているという。

 データの詐取や抽出については、NetTravelerのコマンド&コントロール(C&C)サーバに格納されたデータ量は22ギガバイト以上と見積られると伝えている。C&Cサーバは、感染マシン上に別のマルウェアをインストールしたり、詐取したデータを抽出するために使用されていたという。

 感染マシンから抽出されたデータにはシステムリスト、キー操作ログ及び各種 PDF/Excel/Wordファイルが含まれていたと伝えている。NetTravelerツールキットは別の情報詐取用マルウェアをインストールする機能も持つほか、特定のアプリケーションの設定内容やCADファイルなどの機密情報の詐取を行なえるようにカスタマイズもできるとしている。

 各国の感染について、国別の被害件数トップ10はモンゴル、ロシア、インド、カザフスタン、キリギスタン、中国、タジキスタン、韓国、スペイン、ドイツであるとしている。

 また、分析の過程で別のサイバースパイ活動であるレッドオクトーバーとの両方に感染したケースが6件確認されたという。この両攻撃者間のつながりはまだ発見されていないが、特定の対象者が両方の攻撃を受けたことから、重要人物の情報には価値があるために複数の攻撃者から狙われていることがわかると伝えている。



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