日本IBM、大成建設と建物の運用管理コスト削減の実証実験完了

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日本IBM、大成建設と建物の運用管理コスト削減の実証実験完了


掲載日:2013/05/24


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 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は、大成建設株式会社と建物のライフサイクルコスト全体の削減を目指すための取り組みとして、3次元の建物情報やその属性情報をデータ化した“BIM”(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と効率的な設備の保全管理を支援する“FM”(ファシリティ・マネジメント)向けIBMソフトウェア「IBM Maximo」を連携させる実証実験を行なったと発表した。

 実証実験は2012年10月〜12月までの3ヵ月間、日本IBMの大阪ビルを対象に実施され、1974年竣工、地上12階、地下4階の同ビルの図面による設計情報を、Autodesk,Inc.(オートデスク)のソフトウェア「Autodesk Revit」を利用してBIMデータとして作成し、データフォーマットの“COBie”を介して、「IBM Maximo」と連携させた。

 同実験では、BIMの設計情報から作成された設備台帳を、FMの設備台帳として利用することにより、新たに設備情報を入力せずに、設計段階から保全段階までを包含し整備された設備台帳を作成することが可能になったとし、統一された設備台帳が作成できたため、不具合などの発生による修繕の際にも設備機器や設置場所の特定がしやすく保全業務の生産性向上に繋がったという。また、個々の耐用年数や使用状況に基づいた設備機器の交換、延命の判断によるキャッシュアウト抑制効果、といった効果が検証できたと伝えている。そのほか、建物の建築前でも保全計画を策定しやすいため、建物のライフサイクルコスト全体を考慮しながら設計でき、建物の価値向上に役立つことも検証できたとしている。

 今回の検証結果により、BIMとFMの連携によって、約10%から20%の運用コストの削減が見込めることが判明したとしている。具体的には、例えば建築費100億円のビルを想定した場合、約320億円と想定される保全修繕改良費の約13%に相当する約41億円の削減効果が見込めることが判明したと伝えている。

 大成建設は、同ビルの図面からBIMデータを作成すること、BIMから移行する際の技術的な課題の解消を主に担当し、日本IBMは、同ビルの設計情報の提供、BIMデータから「IBM Maximo」へと連携させて稼働させることを主に担当し、定量効果の算定は両社で行なった。



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