トレンドマイクロ、ICSへのサイバー攻撃の実態調査を公開

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


トレンドマイクロ、ICSへのサイバー攻撃の実態調査を公開


掲載日:2013/05/08


News

 トレンドマイクロ株式会社は、産業制御システム(ICS:Industrial Control Systems)へのサイバー攻撃の実態を調査・分析したレポート“産業制御システムへのサイバー攻撃 実態調査レポート”を公開したことを発表した。

 トレンドマイクロの調査・研究チームは、調査用に水道設備のインフラ制御システムに見せかけたハニーポット(サイバー攻撃調査用に設置したおとりのシステム)を作成し、2012年11月にインターネット上に公開した。すると、公開からわずか18時間で最初のサイバー攻撃の兆候がみられ、更に28日間で計39件のサイバー攻撃を確認したという。攻撃元IPを調べると、最も多いのは中国(約33%)、次いでアメリカ(約18%)からの攻撃で、日本国内からとみられる攻撃も確認されたとしている。

 更に、攻撃の内容を分析したところ、水道設備の稼働状況を診断するためのファイルに不正アクセスして改変しようとするものや、水ポンプ作動システムを冷却するためのCPUファン速度を改変しようとするものが含まれていたとしている。これらは産業制御システムをのっとり、インフラシステムに障害を引き起こそうとする意図的な攻撃であると推測されるとしている。このような攻撃が実際のインフラシステムに対して行なわれた場合、人々の生活に大きな影響を及ぼす恐れがあると伝えている。

 また、同じ攻撃者から複数回にわたって実行されていると推測される攻撃活動も確認された。ある脆弱性を狙った攻撃に一度失敗すると、次の攻撃では別の脆弱性が狙われるなど、攻撃が成功するまで執拗に攻撃を続けており、攻撃者は明確な目的を持って攻撃活動を行なっていることが伺えると伝えている。

 同レポートでは、産業制御システムへの攻撃活動の調査・分析結果を示すとともに、産業制御システムを保有・運用するユーザ向けに、このような攻撃からシステムを守るために推奨される対策も紹介しているという。トレンドマイクロでは、重要な社会インフラを担う産業制御システムへのサイバー攻撃からユーザを守るため、今後も同分野における調査・分析活動を継続して実施していくとしている。



  ※製品ニュースに関するお問合せ : 企業サイトへ


  ※関連キーワードのリンクは自動で行っているため、適切でない可能性があります。ご了承ください。


図解でわかりやすいIT技術の解説記事2000本
ITセミナー400件、IT製品情報1000件以上!

キーマンズネットは、アイティメディア株式会社が運営する「企業向けIT関連情報サービス」です。会社で導入するIT関連製品の検討・選定にお役立ていただける情報サービスです。情報量・登録料ともに無料です。安心してご利用下さい。

キーマンズネットの新着情報を、お届けします

新着製品レポート

IoTのハードルを飛び越えるには企画〜開発までどう進めるべきか 【ソフトバンク】 次世代データセンターの能力を決める6つの要件とは 【ネットアップ】 5つの原則に見る、次世代データセンターの姿とは 【ネットアップ】 インバウンドに最適ソリューション!観光ルート提案サービス 【駅探】 事例で検証! Office 365 はコミュニケーション活性化の切り札か 【大塚商会/日本マイクロソフト】
無線LAN データセンター運用 データセンター運用 その他開発関連 グループウェア
IoTのハードルを飛び越えるために、企画から開発までどう進めるべきか? 6つの要件から理解するストレージのQoS、次世代データセンターの能力を決める鍵 5つの原則に見る、従来型データセンターの課題と次世代データセンターの姿 インバウンドに最適ソリューション!観光ルート提案サービス 事例/ Office 365で変えていく。社内コミュニケーションの質と量
このページの先頭へ


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


掲載されておりますサービス内容・料金などは掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


20046592



このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ