大日本印刷株式会社（DNP）と株式会社DNPメディアクリエイト（DMC）は、店頭で来店客とのコミュニケーションの活性化を図れるタブレット端末向けアプリ「Tap Style for Retail」を発売した。

　「Tap Style for Retail」は、店頭に設置したタブレット端末から、当日のおすすめ商品や特売品、キャンペーンなどの旬な情報を来店客に提供できる“最新情報発信機能”を搭載している。また、“お買い物ナビ機能”では、タブレット端末のディスプレイで来店客が欲しい商品のカテゴリを選択すると、それを販売している店舗や売り場の情報が表示される。来店客がその日の気分や好みなどを回答すると、その回答に合った商品や、いっしょに購入するとよい商品などのレコメンド情報が表示されるため、併売（クロスセル）の促進を図れる。

　“再来店促進機能”では、来店客とのコミュニケーションのきっかけを作るゲームコンテンツを提供する。例えば、全員が参加できるゲームで高得点を取った客に記念品やサンプル、次回来店時に利用できるクーポンなどを提供することで、再来店の意識の向上や、家族や大人数での来店促進などにつなげられる。

　“多言語接客機能”では、株式会社情報センター出版局の書籍「旅の指さし会話帳」シリーズをアプリ化した「指さし会話 touch＆talk」に収録された20ヵ国語／4000フレーズのコンテンツが利用できる。挨拶／会計などのシーン別フレーズをタブレット端末に表示して、来店した外国人に見せて指で指しながら会話できる。読み方の片仮名表記に加え、イラストや音声などで分かりやすく、その言語を理解できない店員でも簡単に利用できる。オプションで、企業や店舗、商品やサービスごとに、オリジナルのコンテンツを78の言語で制作して提供することもできる。

　その他のオプションとして、タブレット端末の情報を来店客のスマートフォン（NFC対応）に転送する機能や、会員登録機能、クーポン発行機能などを付与できる。

　価格は、初期費用が150万円から、ライセンス料がタブレット端末1台あたり2000円。

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