SBM、気球無線中継システムの実証実験結果について発表

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SBM、気球無線中継システムの実証実験結果について発表


掲載日:2013/03/05


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 ソフトバンクモバイル株式会社(SBM)は、災害などで通信障害が発生しているサービスエリアを迅速に復旧させることを目的として、係留気球を利用した臨時無線中継システム(気球無線中継システム)の実証実験を2012年5月より約10ヵ月にわたり実施し、その結果を発表した。

 実証実験の結果、2012年よりシステムの有効性が確認されている、広帯域通信が可能な中継元基地局を移動体通信網へ直接接続する構成に加え、衛星通信回線を介して移動体通信網に接続する構成を新たに構築した。これにより、中継元の基地局に影響があり、通信が確保できない場合も、迅速に通信を復旧できるようになるとしている。また、機動性を高めるために係留気球の大幅な小型軽量化を図るとともに、地上係留装置の簡素化を可能にした。

 同気球無線中継システムでは、3G端末(2.1GHz帯)で音声通話・データ通信が利用できることや、中継元基地局(親機)と気球中継局(子機)で構成されていて、子機を介して移動体通信網と移動局は接続されること、子機と移動機の間のアクセス周波数は2.1GHz帯、帯域幅は5MHz幅であることを実験仕様としたという。

 そのほかに、子機の位置と高度を安定させるために係留気球を用いていることに加えて、気球を扁平型にすることで気球の空中姿勢を安定させている。また、気球の高度(アンテナまでの高さ)は地上約100mとし、サービスエリアは、郊外地において半径3km以上を確保できるほか、親機と子機の間の中継距離は見通しで5km以上確保できるとしている。

 同社では、同実証実験を6月末まで引き続き行なう予定とし、同実証実験を踏まえて、災害時の臨時回線としての利用に備え、気球無線中継システムを全国の主要拠点に配備する予定と伝えている。また、災害時に備え様々な取り組みを実施しており、同気球無線中継システムの開発はそれらの取り組みの一環であるとしている。引き続き、実証実験を通して得たノウハウやデータを活用し、災害時の速やかな通信ネットワークの復旧に努めていくと伝えている。



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