NTTアイティ株式会社（NTT-IT）は、Android版Synchronized Browser「サイバー先生」に、新たに“全自動モード”を搭載し、出荷を12月3日に開始する。

　「サイバー先生」は、教師のPCに表示された教材コンテンツや画像データを、簡単な操作で児童／生徒用Androidタブレットに一斉に表示できるWebブラウザ型教育支援ツール。“全自動モード”は、ネットワーク対応型デジタルカメラ、または静止画取り込みを行なえる書画カメラなどの市販デバイスと組み合わせて利用することで、ICT機器操作の負担を抑えながら、タブレット端末を使用したドリルや観察学習を容易に行なえ、教師はICT機器の取り扱いに煩わされずに、説明やアドバイスを行なったり、質問に答えたりする本来の役割に集中できる。教師の操作時間が短くなるため、児童／生徒の集中力向上も図れる。

　“全自動モード”では、教師はデジタルカメラのシャッターを切る以外は通常、機器類の操作が不要になる。また、静止画を取り込める書画カメラを利用することで、1つしかない実物教材を撮影して全児童／生徒のタブレットに一斉表示できる。児童／生徒は、手書き入力機能で観察メモを各自が記入でき、教師のPCに自動回収することで、一覧画面を電子黒板などに大写しできる。

　価格は、1学校あたり98万円。教室単位で使用し、同じ学校内であれば、端末数を問わず何クラスでも使用できる。

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