日本ヒューレット・パッカード株式会社（日本HP）は、バックアップ製品「HP StoreOnceBackup Systemファミリ」のラインアップを拡張し、新たに連携重複排除バックアップソリューション「HP StoreOnce Catalyst」を発売した。

　「HP StoreOnce Catalyst」は、バックアップパフォーマンス向上を図れ、アプリケーションサーバからバックアップサーバ、バックアップアプライアンスまで単一テクノロジーで適材適所の重複排除と一元管理を行なえ、仮想化統合／クラウド基盤のバックアップ効率化を支援する。

　バックアップアプライアンスがバックアップソフトウェアと連携して動作し、重複排除処理とデータ移動を最適化して、システム上で分散実行されることで、毎時最大100TBのバックアップと、毎時最大40TBのデータリカバリを単一システムで行なえる。また、単一テクノロジーで、アプリケーションサーバ、バックアップサーバ、バックアップアプライアンスの3種類の重複排除処理をサポートする。各アプリケーションの負荷やバックアップの運用形態にあわせて、サーバ上（ソース）の重複排除と、バックアップアプライアンス（ターゲット）の重複排除を、適材適所で選択できる。重複排除されたデータは、直接データ格納先に移動できる上、重複排除データの一元統合管理を図れる。

　システム全体に対して、単一テクノロジーで重複排除ベースのバックアップを構築でき、単一のバックアップソフトウェアで、各バックアップソースとターゲットのバックアップアプライアンス「HP B6200」を統合管理できる。

　バックアップソフトウェアは、「HP Data Protector」「Symantec OST」（NetBackupとBackup Exec）をサポートするほか、「HP StoreOnce Catalyst」用のソフトウェア開発キット（SDK）が公開されていて、今後、サポート対象のバックアップソフトウェアが拡大される予定。

　価格は、「HP B6200 StoreOnce Catalyst DP ライセンス」（HP Data Protector用）、「HP B6200 StoreOnce Catalyst OST ライセンス」（Symantec NetBackup、Backup Exec用）いずれも300万円。

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