RSUPPORT株式会社は、アップル社の第3世代のiPadなどに対応する、iPad専用アプリケーションの新バージョン「RemoteView for iOS 2.2.21」を公開した。新iPad専用アプリケーションは、アップル社のiTunes App Storeから無料ダウンロードでき、その他のプログラムはRemoteViewのWebサイトで提供する。

　「RemoteView」アプリの新バージョンでは、新iPadのRetinaディスプレイに対応し、グラフィックや操作速度を向上させるために、コアモジュールの改良などを行なった結果、より鮮明で明るい画面共有や、レスポンスが速いリモートデスクトップを利用できる。

　リモートコントロール・エンジンの最適化とサーバの安定化（Refactoring）が行なわれ、従来に比べパフォーマンスが15％向上している。モバイルオフィス、在宅勤務など、スマートワークを検討する企業のより厳しいセキュリティポリシーのニーズに対応、各端末固有のMACアドレスを利用して、あらかじめ登録したiPadやAndroidタブレットのみアクセスできるように制限するなどのオプションも追加された。

　ターミナルウィンドウにインストールする専用Linuxエージェントを利用することで、プライベートIP／ファイアウォール／プロキシなど、セキュアな環境でターミナルしか使用できないLinuxシステムも、「RemoteView」の暗号化セッションで遠隔操作できるようになった。

　アップル社のMac OSを遠隔操作できるMac エージェント（Close Beta Service）が追加されたほか、管理者メニューに、多言語選択オプション／検索機能強化／未使用画面ロックといった機能が追加された。

　これらにより、会社員がテレワークで自席PCにアクセスして業務を行なう、経営者・管理者が出張先から社内システムに接続して決済の承認を行なう、営業員が外出先からの帰社不要で見積・注文処理を行なう、CAD設計者が外注先でデザインレビューや設計変更などを検討する、システム管理者が各地にあるPC・IT機器を24時間モニタリングする、といった活用を図れる。

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