ノイアンドコンピューティング株式会社は、株式会社ケータイラボラトリーと共同で、Webサイトのマルチデバイス対応を低コストで支援するサービス「MOLA」の提供を12月19日に開始する。

　「MOLA」では、マルチデバイス対応のWebサイトの企画、開発、運用を支援するために必要な機能がパッケージ化されているため、企業は短期間、低コストでマルチデバイス対応のWebサイトを構築、運用でき、サービス対象ユーザの拡大を図れる。

　発売されている主要なインターネット端末の詳細な仕様がカタログ形式で提供されるほか、アクセスした端末に応じて、Webサーバの挙動をコントロールできる。端末の詳細な仕様が、各社が提供する情報とともに、ケータイラボラトリーが実機を使用して調査・検証した情報としてDB化され、システム設計やサポート業務が行ないやすいようにカタログ形式で提供される。OSリリースなどの情報もメーカサポート情報として掲載され、サービス運用業務を支援する。また、近日中に端末のページからケータイラボラトリーが提供する検証用の実機貸し出しサービスを申し込めるフォームが設置される予定。

　アクセスした端末に応じて、Webサーバの挙動をコントロールできるため、端末の仕様を条件化してルールを作成し、端末がアクセスするとそのルールに基づいて特定のコンテンツにリダイレクトさせられる。HTTPリクエストヘッダに、アクセスした端末の詳細な仕様を付与できるため、アプリケーション側で仕様の違いによってサービスを切り替えられる。導入時にWebサイトシステム内に、WebサーバApacheの追加モジュールをインストールすることで利用でき、インストール後の操作はブラウザ上のコントロールパネルを通じて行なえる、SaaS（Software As A Service）の形態を採用しているほか、ユーザ所有の設備に導入する「ソフトウェア・ライセンス」での提供も予定されている。

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