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TSS、セパレート型のモバイルUHF帯RFIDリーダライタを発売

掲載日：2010/09/13

　株式会社東北システムズ・サポート（TSS）は、通信機能付き移動体として単独で動作するUHF帯（950MHz帯）RFIDリーダライタ「DOTR-900J」シリーズを、発売した。価格は、オープン価格となっている。

　今回発売されるのは、中出力（250mW）UHF帯RFID機器の総務省令改正に対応した「DOTR-910J」と、長距離通信を行なえる高出力（1W）UHF帯RFID機器「DOTR-920J」の計2種類で、利用シーンに合わせた選択を行なえる。セパレートされた単体での読み取り動作が可能で、通信機能を搭載しているため、リーダライタ本体をICタグに向けることで読み取りを行ない、ハンディターミナルなどに即座に情報を転送しリアルタイムに確認できる。

　Bluetooth通信インターフェースに対応しているため、ハンディターミナルやPDAをはじめ、スマートフォンやPCにワイヤレスで接続できる。採用するICタグによっては、10メートルを超える長距離通信を行なえるため、遠くから複数のICタグを高速に一括で読み取れ、対象物の探索も行なえる。また、幅51mm×奥行き30mm×高さ148mm／170gと軽量コンパクトで、読み取り中の情報の視認も容易に行なえる。

　読み取ったICタグの情報を、離れた場所にある情報機器に通信するといった運用作業スタイルに対応できるほか、PDAなどの情報端末を手に持ち、「DOTR-900J」シリーズを首や腰からさげることで、店舗営業中に顧客に気づかれずに棚卸作業や在庫確認を行なうこともできる。また、場所を限定しない利用では中出力対応製品を選択し、固定的な場所でICタグの情報を遠くから一括で読みたい場合などは高出力タイプといったように、製品の選択を自由に行なえる。廉価なので、既存の情報機器を活用した試験的な導入や、バーコードでの運用を徐々に切り替えたいなど、効果を確認しながらの段階的な導入を行なえる。

出荷日・発売日	2010年9月13日発売
価格	オープン価格

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