株式会社大塚商会とEMCジャパン株式会社は、導入費用を従来比で6割削減したファイルサーバパッケージ「TWIN NAS 3TBパック」を、発売した。

　「TWIN NAS 3TBパック」は、設定作業の標準化や、パッケージ化による設計コンサルティング部分の効率化などにより、設定作業まで含めた廉価を可能としたパッケージ。EMCの統合ネットワークストレージ「EMC Celerra NX4」のRAID技術によるデータ保護に加え、EMCのストレージソフトウェアを使用し、サーバの冗長化とデータのバックアップ／レプリケーション（複製）の設定を行なっている。また、RAID6で構成された3TBの有効データ保存領域に加え、レプリケーション用の領域も3TBがRAID5で装備されており、障害時に備えた堅牢性に優れたデータ保護を可能としている。

　これらの仕組みにより、操作ミスによりデータを消失した場合でもデータを前日の状態に復旧できるほか、同一RAIDグループのディスクドライブの2重障害によりデータを消失した場合でもデータを60分前の状態に復旧することができる。ディスクドライブの切り替えやデータ復旧は大塚商会のエンジニアが対応する。更に、サーバ（NASヘッド）が故障した場合は、予備サーバへ自動的に切り替わり、運用を継続することができる。保守サービスは、大塚商会の保守メニュー「たよれーる」コールセンタとEMCジャパンが連携することで、月払いが可能となっている。

　なお価格は、398万円で、別途大塚商会の保守契約「たよれーるEMC TWIN NAS復旧支援サービス」（月額1万2500円）と「たよれーるEMC NAS保守サービス」（月額3万5500円）の締結が必須となる。文化／教育関係団体向けには、更に廉価なアカデミック価格も用意される予定。

　　※製品ニュースに関するお問合せ ：

　　※関連キーワードのリンクは自動で行っているため、適切でない可能性があります。ご了承ください。