シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社は、マルチメディア機能を強化し、デスクトップストリーミングを追加した、デスクトップ仮想化ソリューションの新版「Citrix XenDesktop 3」の受注を、開始した。

　「XenDesktop 3」では、“Citrix HDX MediaStream”技術の追加により、圧縮されたストリーミングを送信してローカルで再生することで、マルチメディアのパフォーマンスを高速化している。また、“Citrix HDX Plug-and-Play”技術により、MP3プレーヤ／デジタルカメラ／スマートフォン／スキャナや、ローカルの周辺機器を透過的にサポート可能となった。“Citrix HDX Broadcast”技術により、低帯域環境を含む様々なネットワーク上で、仮想デスクトップと仮想アプリケーションの信頼性とパフォーマンスを向上させることができる。

　ストレージ内の単一のイメージから、仮想デスクトップのホスティングとローカル端末でのストリーミングの両方に対応でき、ローカル端末でのデスクトップストリーミングに対応したことで、管理者はマスタイメージからデスクトップをストリーミングでき、ネットワークに接続された端末ではローカルで実行することができる。これにより、デスクトップを集中管理できるほか、サーバと端末の両方の処理能力を活用し適切な場所で稼働することで、優れた柔軟性とコスト削減を可能としている。

　ユーザプロファイル管理を統合でき、各ユーザがログインするたびに、固有のデスクトップ環境を、ネットワークやローカル端末を問わず提供することができる。また、様々なスマートカードのセキュリティ認証システムに対応しているため、アクセスのセキュリティレベルを向上できるほか、情報がシームレス／透過的に各仮想デスクトップ内の個々のアプリケーションを通過することができる。

　データセンタでの仮想マシンの集約密度と効率が向上し、ホスティングできる仮想デスクトップの数を前バージョンから倍増しており、サーバ導入コストの半減や、管理コスト／電力コストの削減が可能なため、追加コスト不要で大規模な導入が可能となる。これらにより、Windowsデスクトップをデータセンタ内に仮想化して集約し、オンデマンドにデリバリすることで、運用管理コストを最大40％削減（同社計算値）しながら、情報漏洩防止やコンプライアンス強化、モバイルテレワークなどによる生産性の向上を可能としている。

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