日本アイ・ビー・エム株式会社は、低炭素化を目的としたビジネスモデルと業務プロセスの変革を、戦略策定から実装まで包括的に支援するビジネスソリューション体系を、発表した。

　今回発表されたソリューション体系では、19業種のビジネスを約1000の業務プロセスに切り分け、プロセスごとに抽出／分析した環境課題の解決を図る50のソリューションを、業種別／課題別／業務エリア別の3つの観点から体系化している。業種別では製造業／金融業／公共／流通業／通信の5業種、課題別では8、業務エリア別では9のカテゴリに分類されている。例えば、課題別の“CO2消費の把握”に分類されている「カーボンマネジメント・ソリューション」では、効率化／コスト削減／品質向上などを目的に綿密な業務分析を行なうビジネスストラテジー“Lean Sigma”とIBMの環境保護の経験を融合した“Green Sigma”の手法により、CO2の排出量の可視化と管理手法／ツールを提供する。

　ユーザの低炭素化への取り組みに対し、全社的なビジョンの策定から業務単位での施策実施までを支援する。業務の観点から低炭素化を検討するため、業務そのものを見直すことができ、ビジネスモデルの変革も可能とする。また、優先的に低炭素化を実施すべき業務を抽出することで、これから環境対策を始めるユーザも、効果的で無理の少ない低炭素化施策を立案することができる。

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