ビジネスサーチテクノロジ株式会社（BST）は、EC向け多言語対応全文検索エンジンの新版「WiSE ECバージョン2.3」の提供を、開始した。

　「WiSE EC 2.3」は、汎用検索エンジンパッケージ「WiSE Standard 2.3」をベースに、ECサイト／大規模ポータルサイト向けに最適化したパッケージ製品。検索結果をクエリ（検索条件や出力形式などを含む要求文）ごとにキャッシュファイルに保存しておく“クエリキャッシュ機能”により、再び同じ検索が行なわれた場合に迅速に検索結果を得ることができる。アクセス集中時にも、より少ない台数の検索サーバで対応可能となる。

　“ユーザー定義カテゴリ機能”により、商品DBから階層カテゴリ情報を抽出し、絞り込み検索を実行することができる。また、メーカーや色、サイズといった細かな属性ごとに100種類までカテゴリツリーを定義することができる。様々な切り口の絞り込み候補を該当件数とともに表示し、サイト訪問者に“目指す”情報への手がかりを与え、検索時の見逃しを低減させることができる。ユーザ定義カテゴリ絞り込みのAPI（Application Program Interface）により、同API不使用の場合に比べ数十倍（同社比）に高速化することができる。価格や日付など、数値を軸とした絞り込み検索専用のAPI“数値集計絞り込みAPI”も用意されており、同じく数十倍の高速化を可能とする。

　各種設定や辞書の編集などを行なう管理画面に、“フォーム認証機能”が追加され、簡便な設定で認証をかけることが可能となった。また、インデックス更新時の障害防止機能や、オンライン状態（検索サービス稼働中）でインデックスDBを最適化する機能が追加されたほか、検索ログをシステムの既定の場所以外にも作成することができる。管理画面のデザイン改善やエラーメッセージの改良なども行なわれている。

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