日本ヒューレット・パッカード株式会社は、x86サーバ「HP ProLiant」とヴイエムウェア株式会社の仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」を組み合わせ、サーバ組み込み型仮想化ソリューション「HP ProLiant iVirtualization」や、大規模仮想化環境向けなどのパッケージ、仮想クライアントソリューションを、出荷する。

　「HP ProLiant iVirtualization」は、仮想化ソフトウェアを内蔵したUSBデバイスと「HP ProLiant」を組み合わせた製品。サーバの内部USBポートに仮想化ソフト用のUSBデバイスを接続した状態で納品される。今回第1弾として、仮想化ソフト「VMware ESXi 3.5 for HP ProLiant」を搭載した「HP ProLiant iVirtualization powered by VMware ESXi」が、5月下旬より出荷される。サーバの電源を投入すると、USBブートにより「VMware ESXi」が起動し、そのまま基本情報の設定を行なうことで直ちに仮想化環境を利用することができる。

　日本HPがOEM販売する「VMware Infrastructure 3」ライセンスのラインアップも強化される。「Standard」ライセンスには、バンドル製品のない単体のライセンスが追加される。「Enterprise」ライセンスには、大規模な仮想化環境の効率的な管理を支援する統合ソフトウェアスイート「HP ICE（Insight Control Environment）」がバンドルされたライセンス「VMware Infrastructure 3 Enterprise HP ICE ＆ SMP Universalライセンスバンドル」が追加される。いずれも5月下旬より出荷される。

　仮想クライアントソリューションでは、「VMware Infrastructure 3」上に構築したクライアントOSに対してシンクライアント端末からのアクセスを可能とする仮想クライアント環境「VMware Virtual Desktop Infrastructure（VDI）」の専用ライセンスが6月下旬より出荷されるほか、環境構築サービスも提供される。

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