日本ラリタン・コンピュータ株式会社は、支店／拠点の多い企業のブランチオフィス向けリモート管理ソリューション群を拡張するシングルポートKVM over IP製品「Dominion KX II-101」を、5月19日より発売する。価格は、12万円となっている。

　「Dominion KX II-101」は、幅74mm×奥行き103mm×高さ27mm／重さ295gと小型で、1人の管理者が1台のPC／サーバをインターネット経由でリモート操作できるスイッチレスKVM製品。“仮想メディア”や“ずれないマウス”などの機能を加え、セキュリティを強化している。また、オプションでローカルポートアクセスにも対応し、より柔軟性に優れた運用管理を可能としている。

　“仮想メディア”機能は、リモートコンソールに接続されたCD／DVDドライブやUSBメモリ、ISOイメージファイル、ローカルドライブなどをターゲットサーバにマウントすることができる。これにより、ソフトウェアのインストールやファイルの転送、データのリカバリをリモートで実行することもできる。“ずれないマウス”機能は、クライアントPCとターゲットサーバ間のマウスカーソルを同期させることで、手動によるマウスのパラメータ調整を不要とする。

　PoE（Power over Ethernet）機能により個別の電源／ケーブルを排除することができる。また、パスワードや、256ビットAES（Advanced Encryption Standard）／RC4（Rivest’s Cipher 4）を使用したデータの暗号化を含むセキュリティ機能も備えている。IT管理者は、自席から遠隔サーバで発生した障害に迅速に対応し復旧にあたることができ、障害の切り分けからサーバの再起動、パッチファイル当てといったサーバのトラブルシューティング／メンテナンスを、単一のWebブラウザを通じて実行可能となる。これらにより、支店／地方拠点のサーバ／ネットワーク機器を、効率的／安全に運用／管理することができる。

出荷日・発売日	2008年5月19日 発売
価格	12万円
ニュースリリース

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