新技術:日立など、多様/大量データの安全流通/保存技術を開発

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新技術:日立など、多様/大量データの安全流通/保存技術を開発


掲載日:2007/12/19


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 株式会社日立製作所、学校法人東京理科大学、NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)の3社は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)からの委託を受け、ユビキタスネットワーク社会における多様/大量なデータの安全な流通/保存技術を、開発した。

 今回開発された技術は、“低消費電力暗号技術”/“選択的開示暗号技術”/“秘密分散技術”で構成されたセキュリティ技術。日立が“低消費電力暗号化技術”と“選択的開示暗号化技術”を、東京理科大が“低消費電力暗号”の安全性評価技術を、NTT Comが効率的な“秘密分散技術”を開発し、3つの技術を有機的に組み合わせることで、機密性の高いデータを扱うサービスを安全/快適に利用可能とする。

 “低消費電力暗号技術”は、動画コンテンツのような大容量データを、バッテリ容量が少ない小型情報端末で安全に利用するための技術。内部状態を保持するレジスタの数を削減することで消費電力の低減を可能としたストリーム暗号“Enocoro”と、強力にレジスタ上のデータを攪拌可能とするSPN(Substitution-Permutation Network) 2層構成の攪拌関数を採用している。これにより、AES(Advanced Encryption Standard)と同程度の安全性/処理速度を可能としながら、ハードウェア化した場合の消費電力を10分の1以下に低減可能となっている。

 “選択的開示暗号技術”は、各種申請手続きや健康管理などの機密性の高い情報を扱うサービスで、閲覧者の権限に応じて適切な個所のみが復号され閲覧できる暗号技術。複数の閲覧者がいる場合でも、個々の領域の暗号化データを1つにし、閲覧者ごとに復号に必要なデータを整理して処理することで、電子文書全体のデータサイズを削減することができる。

 “秘密分散技術”では、サービスを提供する側で機密性の高いデータを長期間安全に保存し、障害などで一部の保存データが失われた場合でもサービスを容易に復旧可能とする。NTT Comで開発した秘密分散法を応用し、長期間にわたる機密性/可用性を確保するとともに、誤り訂正符号などを組み合わせることで、安全に機密情報を復元するための障害検知/データ復旧機能を提供する。秘密分散法で利用する乱数の生成方式が新たに開発されており、安全性のレベルやデータサイズ、処理効率の変化を可能としている。


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