住商情報システム株式会社は、米NetContinuum製Web専用ロードバランサ「NC-1100WLB」を、出荷した。

　「NC-1100WLB」は、サーバロードバランス機能に加え、コンテンツの圧縮機能やSSL処理高速化、レスポンスタイム向上のためのキャッシング機能を備えたアプライアンス製品。専用圧縮カードを用いたGZIPフォーマットでのコンテンツ圧縮機能により、クライアントへの返信のための帯域やレスポンスタイムを短縮することができる。

　コンテンツキャッシュ機能は、Webサーバの代わりにクライアントからのリクエストに応答することで、サーバ負荷低減やサービスレスポンスの向上を可能とする。キャシュにメモリを使用するため、高速な通信が可能となっている。同時セッション10万HTTPSが可能となるほか、クライアントからのTCPコネクションを集約することで、サーバのTCPコネクションリソースの消費を低減することができる。

　また、上位モデル「NC-1100AG」へのアップグレードが、ライセンスキーの登録で可能となる。同オプションにより、URLアクセス制限による強制ブラウジング対策などを行なうWeb ACL機能や、バッファオーバーフロー対策を行なうRequest Limit機能、データ保護機能、Webクローキング機能、クッキー暗号化といったアプリケーションセキュリティの機能を追加することができる。なお価格は、385万円で、「NC-1100AG」へのアップグレードが220万円となっている。

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