新技術:富士通など、専用ハードウェアでの素因数分解実験に成功

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新技術:富士通など、専用ハードウェアでの素因数分解実験に成功


掲載日:2006/09/05


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 富士通株式会社と独立行政法人情報通信研究機構、株式会社富士通研究所は、専用ハードウェアを用いて、暗号に用いられる素因数分解問題を解く実験に成功したと、発表した。

 今回行なわれた実験は、インターネットの暗号通信などで利用されるRSA暗号の安全性の根拠となる素因数分解問題で、専用ハードウェアによる暗号解読の可能性を検証するための実験。専用ハードウェアによる素因数分解実験システムでは、一般数体篩法をベースとし、768ビットの数まで入力可能とした。ボトルネックとなる篩処理を行なう専用ハードウェアを開発し、篩処理以外の線型代数処理/平方根計算処理はソフトウェアにより行ない、これらを組み合わせることで構成された。

 メモリアクセス回路の最適化や新たなデータ格納法の採用により、メモリ利用効率やメモリアクセス処理の並列数が向上された。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)とリコンフィギュラブルプロセッサ“DAPDNA-2”を利用してコア計算処理部を分離することで、回路配置を最適化し、開発期間を短縮した。同システムを用いた分解実験の対象とした数は、Cunningham Projectから未分解の423ビット(10進128桁)の数を選択し、同システムを約1ヵ月間動かすことで、62桁と66桁の素因数への分解が完了した。

 今回の実験では、現実に用いられているRSA暗号の鍵(一般には1024ビット)よりも小さい合成数の分解実験を行なっており、今後、アルゴリズムの改良により、より高速化した場合の暗号解読の可能性を分析する。


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