新技術:NTT、計算/通信コストの低い秘密計算技術を開発

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新技術:NTT、計算/通信コストの低い秘密計算技術を開発


掲載日:2005/10/26


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 日本電信電話株式会社は、秘密計算アルゴリズムを開発し、これをNTTの持つ暗号実装技術によって実装/評価し、安全性が保障された秘密計算技術において実用水準の性能が見込めると、発表した。

 NTTでは今回、入力データや演算ロジックを暗号化したままで任意の計算を可能にする、計算コスト/通信コストの小さい秘密計算アルゴリズムを開発し、同社の暗号実装技術で実装し、基本処理に要する時間を測定した。その結果、VPNなど相互認証を必要とする暗号通信を、耐タンパハードウエアなしにソフトウエアだけで行なうことや、アンケートや医療情報処理などにおいて暗号化された機微情報を扱う際、復号せずに集計するシステムの構築が実現可能であると、発表した。

 同技術を用いることで、業務上機密性が要求される計算や、アンケートで個々の結果は漏えいさせないことなど、計算処理や集計処理の安全性を高めることができる。認証プログラムが暗号化された状態で実行される、ソフトウェアのみでの認証トークンなども想定されている。また、演算時に複数の参加者の協力を必要とし、各参加者には分散された秘密鍵が与えられることで、一定数以上の参加者が不正に結託しない限り入力データやロジックを解析できない“マルチパーティプロトコル”により、安全な秘密計算を実現することができる。

 NTTでは、秘密計算技術を適用したアプリケーションについて3年後の商用開発を目指している。今後改良を重ね、暗号化されたデータベースに対する検索/データマイニングなどの処理や、電子透かしなどの知的財産保護アプリケーションへの適用を目指す。


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