ポリコムジャパン株式会社は、個人用ビデオ会議システムのハードウエア製品「Polycom V500」を、出荷した。価格は、IPモデルが29万8000円、ISDN対応モデルが44万8000円となっている。

　「Polycom V500」は、テレビモニターと通信回線に接続することで使用できるビデオ会議システム。毎秒30フレームの画質や、“Siren 14広域音声技術”によるクリアな音声を実現しているほか、“H.264”映像圧縮符号化方式を768kbpsまでサポートしている。操作性に優れたリモコンや、上位機種「Polycom VSX」シリーズと統一されたユーザーインターフェースも提供される。複数のネットワークに対応し、IPやISDNが利用可能で、IPは768Kbppsまで、ISDNは128Kbpsまでサポートする。ISDN対応モデルは、ISDN回線を利用して一般電話機と音声のみの通話をすることもできる。

　人物映像と資料を同時に表示する“People＋Content IP”に対応し、PCと同製品をLANで接続することでPCの資料を遠隔地の相手と共有でき、ハードウエアやケーブルの追加は不要となっている。AES（Advanced Encryption Standard）暗号化とパスワードによる通話セキュリティを確保しているほか、13ヵ国語に対応し、スクロールマーキー（掲示板）やディレクトリに日本語入力が可能となっている。“ベースラインモード”により、旧機種との接続性を向上している。

　同社のユニファイドコラボレーティブコミュニケーションソリューションのコンポーネントとしても利用でき、Microsoft Office Live Communications Server 2005に登録／認証が可能となっている。Microsoft Windows Messengerに加え、Microsoft Office Communicatorもサポートしている。「V500」、「Polycom VSX」、「Polycom PVX」、「Windows Messenger」、「Office Communicator」の全てのエンドポイントのプレゼンスを確認してからのコールが可能となっている。また、Polycom Global Management Systemに対応し、管理者が企業のビデオ会議ネットワークを一括管理することができる。

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