グループワンソフトウエア株式会社は、「The SAGENT Solution」の新バージョン「V5.5.1J」を、発売した。

　「The SAGENT Solution」は、全社規模のデータ統合から配信までをカバーする統合ソリューション。データ統合を行なうETL（Extract／Transform／Load）に加え、データ加工／分析などフロントエンドの機能までを一気通貫で提供することができる。ETLとは、異なるアプリケーションやプラットフォームに散在する大量のデータを一括して抽出し、必要な業務で利用しやすいよう加工し、データベースとして統合すること。データ統合から配信までをトータルサポートすることで、分析のリードタイムを短縮することができる。

　「V5.5.1J」は、Next Generation Data Flowによるサブプランの機能強化や、ソートユニオンにより異なるスキーマのユニオンが可能となるなど、「SAGENT」の開発生産性を向上させている。また、大規模システム対応の強化として、LDAP対応により「SAGENT」ユーザーの認証をLDAPから行なうことができる。パフォーマンスチューニングの機能強化として、データフローのあるポイントを通過したブロック数や時間をモニタリングすることが可能な“ステータスモニター”や、データフローのキューをモニタリングすることで、パフォーマンスボトルネックの調査が可能な“キューモニター”などが搭載されている。さらに、サポートプラットフォームとして「HP-UX」が追加されている。

　なお同社は、「V5.5.1」の新たな付属製品として、高度なデータクレンジングを可能にした「マッチングトランスフォーム」も、発売した。同製品は、分散データのマージと重複データの削除を可能にする製品で、流通や金融などの業界で、高度な名寄せなどに活用することができる。

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