新技術:NTT、高音質の多地点音声会議装置用技術を開発

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新技術:NTT、高音質の多地点音声会議装置用技術を開発


掲載日:2005/07/28


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 日本電信電話株式会社は、VoIP対応音声会議装置への搭載を前提に、大きな声と小さな声を同時に自動補正して通話できる“方向別自動音量調整技術”(方向別AGC)と、広帯域音声と従来の電話帯域音声が混在したまま多地点通話が可能な“多地点用広帯域音声コーデック技術”を、開発した。

 従来、1ヵ所の会議室に複数人が集まるようなテレビ会議や音声会議では、各参加者にマイクを用意し、それぞれのボリュームを調整する必要があった。音量を自動調整するAGC技術では、マイクから離れた人や小さな声の人に音量を合わせると、マイクに近い人や大きな声の人では過大音量になるなどの課題があった。“方向別AGC技術”では、4つのマイクを用いた“マイクロホンアレー技術”を基礎とし、参加者が話す度に話者の方向と声の大きさを測定し、過去の発言者を含めてこれらを適正な音量に調整する。また、音響エコーキャンセラおよび回線エコーキャンセラを搭載し、従来の音声会議装置の基本機能を継承し電話網への接続も行なうことができる。

 “音声コーデック”は、人の声をデジタル化してインターネットなどを通して相手に伝えるための技術。今回開発された“音声コーデック”は、従来の電話帯域音声のコーデックを搭載する装置との相互接続性を保ちながら、広帯域の音声とも同時に通話できるスケーラブル構造を備えたコーデック技術。マイクから入った音声は、従来の電話帯域の音声と、広帯域の高い周波数成分とに分割される。電話帯域音声は従来から用いられている音声コーデックで符号化され、広帯域成分は独自の方式で符号化される。これらの2つの成分は、通話相手により電話帯域成分だけ送られたり、両方送られたりするため、電話帯域と広帯域が混在した多地点会議が可能となっている。広帯域成分を送る際は、それ以前に送った音声パケットがインターネット上で欠落した場合でも、欠落した音声を復元するためのデータを一緒に送るため、パケット欠落時の音質劣化が抑えられクリアな音で通話することができる。

 今後、同技術を取り入れた音声会議装置が、NTT東日本/NTT西日本から製品化される予定。なおNTT研究所では、音声コミュニケーションをより快適にするために、家庭でのテレビの音や家事の音などさまざまな生活音の中から、音声だけを取り出して伝送するための研究開発を進める予定。


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