ベリタスソフトウェア株式会社は、Windows環境向けにストレージ管理／クラスタリング用ソフトウエアを統合した「VERITAS Storage Foundation High Availability（HA）for Windowsバージョン4.3」日本語版を、7月より出荷する。

　「VERITAS Storage Foundation HA for Windows」は、ストレージ管理製品「VERITAS Storage Foundation」とクラスタ製品「VERIETAS Cluster Server」の統合製品。ローカルアベイラビリティからワイドエリアディザスタリカバリにまで対応する、Windowsプラットフォームのソリューション。ローカル環境では、柔軟なアーキテクチャとハードウエアサポート、アベイラビリティの向上により、コスト削減などが可能となる。災害に際しても業務を停止することができないエンタープライズ環境向けに、災害対策サイトへのデータのレプリケーション、業務の引き継ぎなどのソリューションが提供される。

　また、HA／SAN接続のWindows環境にボリューム管理能力が提供される。システムの再起動やアプリケーションの終了を実行せずに、オンラインでデータを管理／追加し、ストレージアレイ間でデータを移行させることができる。SAN環境のストレージはストレージアレイ間で容易に共有できるため、超過した容量の迅速なリカバリが可能となる。「バージョン4.3」は、多くのアレイサポートを実現し、MicrosoftマルチパスI／Oドライバアーキテクチャの活用により、ストレージアレイのサポートを拡充している。

　さらに「バージョン4.3」では、Windows Server 2003 for x64 for Itanium-based Systems（Intel Itanium）とWindows Server 2003 x64 Extended Systems（AMD OpteronおよびIntel Xeon）OSをサポートするほか、SQL Server 2005もサポートする。なお、クラスタを必要としない環境向けにストレージ管理のみを提供する「VERITAS Storage Foundation for Windows」および災害対策オプションなども、同時に出荷される予定。

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