マイクロソフト株式会社は、日揮情報ソフトウェア株式会社が発表した「ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio Ver2.0 Standard」の発売に合わせて、ビジネスプロセスマネジメントの分野で日揮情報ソフトウェアとの協業体制を強化すると、発表した。

　「ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio Ver2.0 Standard」は、“Business Process Management Initiative”（BPMI）により公表されたビジネスプロセスモデリング表記基準である“BPMN 1.0”（Business Process Modeling Notation）に準拠したビジネスプロセスモデリングツール。スイスITpearls Ltd.が開発した。“BPMN 1.0”は、「Office Visio」を開発プラットフォームとしている。

　「Visio」は、フローチャートやビジネスプロセス関連図、その他のビジネス文書を短時間で作成できるビジネスグラフィックスソフトウエア。図形をドラッグ＆ドロップするだけの操作で、見栄えの良い図やチャートを容易に作成することができる。また、「Office System」の1製品であるため、他のOfficeアプリケーションや他のマイクロソフト製品、テクノロジーと連携し、データの視覚化による効率的な分析が可能となっている。

　今回の協業強化に伴い両社は、“BPMN”を広く市場に認知させるほか、同社インフォメーションワーカーのビジネスドメインの1つであるBPMソリューションの推進を共同で行なう。「ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio Ver2.0 Standard」と「Visio」の連携により、ITに精通していない現場の業務担当者でも短時間にビジネスプロセスを可視化し、「Visio」のデータ集計機能により、自動的に仕様書や設計書を作成することが可能となる。新バージョンの「Visio 2003」では、ビジネスプロセスマネジメントに対応するテンプレートが複数用意されているため、「ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio Ver2.0 Standard」などのビジネスプロセスモデリングツールとのデータ連携により、容易な操作性でビジネスプロセスマネジメントを実現することができる。

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