事例●デル、高エネルギー加速器研究機構からHPCCシステムを受注

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事例●デル、高エネルギー加速器研究機構からHPCCシステムを受注


掲載日:2004/12/10


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 デル株式会社は、高エネルギー加速器研究機構からハイパフォーマンスコンピューティングクラスタ(HPCC)システムを受注したと、発表した。同システムは、“EM64T”対応のXeonプロセッサを搭載したサーバー「PowerEdge 1850」150台で構成され、2005年1月より本格稼働を開始する予定。

 同システムは、高エネルギー加速器研究機構が行なっている“Belle実験”をサポートしている。“Belle実験”では、KEKB加速器により加速された電子/陽電子の衝突により生成される、年間1億対程度のB中間子/反B中間子対生成事象の崩壊過程をBelle測定器で検出して調べることで、CP対称性の破れ(粒子と反粒子の性質の違い)の研究を行なっている。

 “Belle実験”では、大量のデータを収集し、迅速に解析結果を報告することが重要となるため、加速器と解析用コンピュータシステムが高速ネットワークで接続され、24時間365日連続で実験データを解析している。同研究所は、より大量のデータを迅速に解析する必要があること、加速器の性能が予想を上回る向上を続けていること、同分野の実験の国際競争がし烈になっていることから、解析用のコンピュータシステムの性能を倍増させることを決定した。

 デルの「PowerEdge 1850」サーバーは、この解析用のコンピュータシステムの性能を向上するための計算ノードとして採用される。既存の解析用コンピュータシステムは、約250台のサーバーやPCで構成されるクラスタシステムで、Pentium IIIプロセッサ1GHzのCPUに換算して1500 CPU程度の処理能力を実現していた。「PowerEdge 1850」150台を導入することで、コンピュータシステム全体の性能は倍増となる見込み。なお、同システム基盤として、20TB以上のデータ管理を行なうネットワークストレージには「Dell|EMC CX600」が、計算ノードを接続するネットワークスイッチには「PowerConnect」が採用されている。

 高エネルギー加速器研究機構は、“インテル・アーキテクチャ”を始めとする業界標準技術を推進するデルの戦略と、HPC分野における世界での実績を評価した。また、“EM64T”対応のXeonプロセッサを搭載したサーバー「PowerEdge 1850」を安定供給できる体制であることも採用の決め手となった。システムの構築にあたっては、技術コンサルティング部門であるデル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)が、システムの提案から導入までを一括して提供した。DPSは、クラスタシステムの構築/管理ツール「Rocks Cluster Toolkit」の導入を提案した。同ツールは、アプリケーションの配布の自動化やノードの状態監視を実現し、システム導入/運用/管理の手間や時間を削減することができる。


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