事例●大阪市交通局がシスコのネットワーク機器でIP多目的ネットワークを構築

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事例●大阪市交通局がシスコのネットワーク機器でIP多目的ネットワークを構築


掲載日:2004/11/09


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 シスコシステムズ株式会社は、大阪市交通局がシスコのネットワーク機器によってIPによる多目的ネットワークを構築したと、発表した。

 大阪市交通局では、これまでにも安全性の確保や円滑な運行のために“CCTV”(Closed Circuit TV:閉回路テレビ)カメラによるテレビジョンシステムを利用している。同システムにより、ホームや駅構内の状況、出庫番線や相互直通運転接続駅での運行列車の車両番号/車種、列車の行先表示や前部標識の設定などを、各路線の運行指令所で確認することができる。しかし、同システムは大がかりな専用システムであるためコストが高く、システム構成も路線単位に閉じており、柔軟な活用が難しいという問題を抱えていた。そのため同局は、2004年から順次実施される運転指令所の統合を円滑に進め、その効果を引き出すため、2001年に新ネットワークの仕様検討に着手し、IPをベースとした多目的ネットワークを構築した。

 同多目的ネットワークは、テレビジョンシステムのIP化に加え、局内の情報化推進のインフラとしても期待されている。オフィスのIT基盤としての利用をはじめ、今後は制御系ネットワークの統合や、テレビ会議システムなどでの活用も検討されている。また大阪市交通局では、スルッとKANSAI協議会が仕様を策定した鉄道ICカード「PiTaPa」の導入を近く計画しており、そのために構築されるICカードシステムでも同ネットワークを利用する予定。

 ネットワークのコア部分は、3つのコアと13のサブコアから構成されている。各コアは「Cisco Catalyst 6509」2台、各サブコアは「Cisco Catalyst 4006」または「Cisco Catalyst 4506」2台の冗長構成を採用している。支線部分のスイッチには「Cisco Catalyst 2950」が採用され、各駅通信機器室/事業所/駅長室/券売機室などに設置されている。輸送指令所と本局のスイッチには「Cisco Catalyst 4506」が採用されている。

 スイッチ間の接続には、複数種類のメディアが利用されている。コア間の接続では、8Gbpsまたは4Gbpsの光ファイバーを複数線構成で使用しており、コアとサブコアの間は、2Gbpsまたは1Gpbsの光ファイバーが利用されている。支線部分の接続は、100Mbps/1Gbpsの光ファイバーや、100Mbpsのメタルケーブル、VDSL、ADSLを使い分けている。輸送指令所と本局では、1Gbpsの光ファイバーと100Mbpsのメタルケーブルが使用されている。

 カメラが撮影した映像は、MPEG2/4エンコーダによってMPEG2(6Mbps)とMPEG4(384kbps)のデータにエンコードされ、“スパースモード”のIPマルチキャストによって輸送指令所に送信される。輸送指令所では集合型MPEG2デコーダによって映像データをデコードし、大型の運行表示盤に映像を表示させるほか、指令長卓表示装置や旅客指令卓表示装置にもMPEG2またはMPEG4の映像を表示することができる。一般業務用のPCでも、ソフトウエアデコードにより映像の表示が可能となっている。


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